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設置機器紹介

高速近赤外フォトルミネッセンス測定装置

高速近赤外フォトルミネッセンス測定装置
【登録名称】
高速近赤外フォトルミネッセンス測定装置
【登録番号】
42
【正式名・メーカー・型式】
SHIMADZU・NIR-PL-System
【目的】
カーボンナノチューブのカイラリティ測定などには必要不可欠な装置であり,近赤外領域における励起光と蛍光の双方の波長をスキャンさせながら,三次元マッピング測定が行える。
【概要・得られる情報】
単層カーボンナノチューブ (SWNT) は1枚のグラファイトシートを筒状に丸めた構造をしており,この丸め方 (カイラリティー) により構造や物性が異なる。 SWNTが半導体になったり金属になったりするなどの電気特性,強靱な機械強度,高い熱伝導特性などは,このカイラリティにより決定される。 カイラリティはカイラル指数 (n,m) によりその構造が表記され,カイラリティに依存して異なった電子構造を持つため,異なった光学吸収を与える。 このようなカイラリティ分布を本装置を用いて検出することが可能である。
【運営責任者・連絡先】
応用化学科 根岸雄一 (内線5758)

利用に際して

本装置の利用にあたっては,化学系機器分析センターが定める予約規程に従って予約して下さい。 業者主催の装置使用に関する講習会を開催しますので,希望者は管理者までご連絡下さい。 原則,利用者は講習会を受講された方に限られます。
利用規程を参照 (pdf形式) マニュアルを参照 (pdf形式)