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阿部 善也助教ら(中井研究室)の蛍光エックス線分析に関する研究成果を朝日新聞が紹介

本学理学部第一部応用化学科の阿部 善也助教ら(中井研究室)の蛍光エックス線分析に関する研究成果を朝日新聞が紹介しました。

阿部助教らの研究グループは、大型放射光施設「スプリング8」で高エネルギー放射光蛍光エックス線分析などを実施し、京都市北区にある世界遺産上賀茂神社で発見されたガラス片の化学組成が、ササン朝ペルシャ(226〜651年)の王宮遺跡で発見されたガラス片と、ほぼ同じ化学組成を持つことを明らかにしました。

この上賀茂神社のガラス片は、正倉院宝物「白瑠璃碗」と似た特徴を持つことから、正倉院宝物の伝来ルートの解明も期待されます。

阿部助教らはこれまでの調査で、新沢千塚古墳群の126号墳(奈良県橿原市)から出土した円形切子ガラス括碗とガラス皿も、それぞれササン朝ペルシャとローマ帝国のガラス片と同じ化学組成を持つことを明らかにしています。

詳細は同紙をご覧ください。

■掲載紙
『朝日新聞(大阪版)』 2015年7月10日付夕刊
『朝日新聞デジタル』  2015年7月13日付
http://www.asahi.com/articles/ASH79431RH79PTFC00B.html

■関連記事 2014年11月13日付HPニュース
http://www.rs.kagu.tus.ac.jp/applchem/info/20141113.html


中井研究室のページ
研究室のページ: http://www.rs.kagu.tus.ac.jp/nakaiken/
大学公式ページ: http://www.tus.ac.jp/fac_grad/p/index.php?1f32
阿部助教のページ: http://www.tus.ac.jp/fac_grad/p/index.php?6673