徳永研究室

卒研から新しい種を見つけるために本気の実験を行い、卒研では学会発表、修士では筆頭著者で 英語論文出版を目指していて、最近は大学院進学者のほぼ全員が卒業前後までに筆頭著者の英語論文を出版しています。 学会発表も全員が3回以上しています。研究室を挙げて全力で指導しますので、意欲のある学生はぜひ訪問してください。

以下の個人ページも参照 オリジナルゲームがdownloadできます。
Please visit my personal page, too. You can download original games.
       http://pearlgame.starfree.jp/

研究室卒業生のページ 力学振動子 フォノン 虹 コマ などの物理simulation
http://yuntara.s236.xrea.com/web/softs.html


理大 科学フォーラム 2022年2月号 私の研究室 予想外の驚きに満ちた光の研究
2021神楽坂地区理大祭実行委員会企画局 制作 徳永研紹介動画


2020 東京理科大 Web Open Campus用 研究室紹介動画
光ほど不思議なものはない。変幻自在に光を操ることができたら。世界は驚きに満ちているはず。


ユーグレナはトマトジュースで培養するとよく育つ! - 理科大が発見 2023年11月17日 マイナビ掲載から3日間のアクセスランキングで1位 週間ランキングで3位

2023プレスリリース:トマトジュースでユーグレナを培養 〜食用に適した、安価で簡単なユーグレナ培養方法の開発〜 2023年11月16日
EurekAlert:Cultivating Euglena in Tomato Juice Nov.16, 2023
山下 恭平助教の学術論文が論文掲載誌「Sustainable Food Technology」のBack coverに挿絵とともに選出 2023年11月15日
博士課程1年(受賞時)の岡田章宏さんが日本物理学会 2023年春季大会において学生優秀発表賞を受賞 2023年4月7日
愛媛新聞 関東えひめ人 で徳永が紹介されました 2021年4月30日
2020プレスリリース:天然食用色素による安全で安価な細胞の生死判定法を開発 〜ミドリムシからヒトがん細胞まで適用が可能、幅広い分野への応用に期待〜
EurekAlert:Lending color to dead cells -- A novel natural dye for screening cell viability
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2020プレスリリース:光吸収と熱緩和のスペクトルの差分を利用したエネルギー変換効率の測定に成功〜測定ノイズを低減した熱緩和スペクトルの高感度な測定法がもたらした成果〜
EurekAlert:Towards a Sustainable Future―Novel Technology to Measure Energy Conversion Efficiency
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2019プレスリリース:液体の水を利用した光変調器の開発に世界で初めて成功〜界面ポッケルス効果を用いた巨大光変調の実現〜
Electronics Weekly.com:Deep optical modulation surprise in thin water layer
PHYS.ORG:New water-based optical device revolutionizes the field of optics research
2018プレスリリース:形状と表面の性質の両方に異方性のある双面粒子の汎用的作成法を開発 -世界で初めての半球プラズモニックヤヌス粒子を作製
2017プレスリリース:光誘起力による高効率分子会合体生成とその測定法開発について   祝2018ノーベル物理学賞A.アシュキン先生for the optical tweezers and their application to biological systems
2015プレスリリース:無走査型単一細胞吸収分光イメージング法の開発について ~単一生細胞の 3 次元情報 A(x,y,λ)(空間分解吸収スペクトル)を一瞬で取得~
2008プレスリリース:水の巨大なポッケルス効果の発見

研究分野:光物性実験
 光物性とは、光と物質の相互作用を研究する学問分野です。近年の光科学の進歩は目覚ましく、光に関する革新技術のニュースを聞かない日はないと言っていいくらいです。光が注目される理由は、光通信では大容量化に資する高い周波数密度のためですが、光のもつ多彩な自由度(電磁場振幅・位相・偏光・運動量など)、極端コヒーレンス(4つの空間−時間・空間とそのフーリエ空間−での可干渉性)、非線形光学や量子光学への拡張がさまざまな利用価値を生むからです。
 光を発生・受光できるのは物質(中の電荷)なので、エレクトロニクスとフォトニクスをつなぎ光を高度に利用するためには、光と物質の相互作用の深い理解が不可欠です。同時に、光は配線なしで(非接触で)物質を探索できるため、計測手段として物性解明に役立ちます。また、太陽光は地球上のほとんどすべてのエネルギーの元であり、地球生命の母であることから、太陽光の利用はエネルギー・環境問題解決の鍵です。以上の興味から、幅広い物質を対象に、様々な分光法を駆使して光物性研究を行っています。特に、ナノテクノロジーの一翼を担う半導体量子点やナノ有機分子結晶・会合体と、それらの光励起状態である励起子・励起子分子、光合成とそれを利用した光水素発生、そして様々な物質が示す光学非線形性に関心があります。

現在の主な研究プロジェクト
[1]医学を物理学にするための生細胞の超解像観測技術の開発
  (光で細胞内の活動を手に取るように見たい=光の回折限界を超えて蛍光標識なしに可視光、遠視野で50nm以下の構造を見たい)
  超解像光熱イメージング  無走査吸収分光イメージングA (x,y,λ) 
[2]光励起による熱発生・散逸の過程の時空間計測法の開発 
  Sagnac干渉計光熱偏向分光法による熱緩和スペクトル測定 
[3]光による分子や原子の集合状態の制御
   光誘起力によって室温の水中の1 nmサイズの分子を集合させ、平衡状態では存在しない結晶を生成
[4]光を自由自在に操作したい
  電場で光を曲げる 水の電場による巨大な屈折率変化の発見
  熱線から可視光を産み出す 光の上方変換 光子20個をエネルギー20倍の光子1個に
[5]有機(C,H,O,N)ナノテクノロジーを追究する
  有機ナノ構造 J会合体の巨大な電気光学効果の発見
  有機ナノ結晶の吸収のサイズ効果のメカニズムの解明
[6]太陽光から高効率に利用可能エネルギーを取り出したい
  太陽、水、空気、植物(藻類)から水素発生
  単細胞緑藻クラミドモナスにより、新鮮な細胞の供給や培養液の全交換なしに 2週間以上継続する光水素発生を実現
[7]光で駆動するナノマシンを作りたい
  半球型プラズモンヤヌス粒子の開発 走光性?
[8]新分光計測法の開発 
  ノイズキャンセルポンププローブ法
  実時間非線形応答復元ロックインアンプ
スペクトル拡散法を用いた同時多波長励起ポンプ・プローブ分光法
[9]その他
  食品でミドリムシの培養に成功
  プラズモンの伝導帯でのk空間電子分布の研究
  磁場変調分光による金ナノ粒子のファラデー効果
  サブ5fsパルス実時間振動分光による電子格子相互作用の研究

お知らせ:2022年度修士卒業生のうち 1名が日本学生機構第一種奨学金の返還半額免除になりました(2023年7月20日)。
お知らせ:2021年度修士卒業生の 4名が日本学生機構第一種奨学金の返還半額免除になりました(2022年7月26日)。
お知らせ:2020年度修士卒業生のうち 1名が日本学生機構第一種奨学金の返還半額免除になりました(2021年7月19日)。
お知らせ:2019年度修士卒業生のうち 1名が日本学生機構第一種奨学金の返還半額免除になりました(2020年7月16日)。
お知らせ:2018年度修士卒業生のうち 1名が日本学生機構第一種奨学金の返還半額免除になりました(2019年6月18日)。
お知らせ:2017年度修士卒業生のうち 1名が日本学生機構第一種奨学金の返還全額免除、1名が半額免除になりました(2018年6月22日)。
お知らせ:2016年度修士卒業生のうち 1名が日本学生機構第一種奨学金の返還半額免除になりました(2017年6月23日)。
お知らせ:2015年度修士卒業生のうち 2名が日本学生機構第一種奨学金の返還半額免除になりました(2016年6月28日)。
お知らせ:2014年度修士卒業生のうち 1名が日本学生機構第一種奨学金の返還半額免除になりました(2015年6月22日)。
お知らせ:2012年度修士卒業生のうち、1名が日本学生機構第一種奨学金の返還半額免除になりました(2013年6月27日)。
お知らせ:2011年度修士卒業生のうち、1名が日本学生機構第一種奨学金の返還全額免除、1名が半額免除になりました(2012年6月20日)。
お知らせ:2010年度修士卒業生の一人の日本学生機構第一種奨学金の返還が全額免除になりました(2011年6月22日)。
お知らせ:2007年度修士卒業生の一人の日本学生機構第一種奨学金の返還が半額免除になりました(2008年7月1日)。
大学院での研究活動が特に優れていたと評価されたもので、神楽坂,野田,葛飾の理科大物理学系修士課程の学生のうち10名程度しか選ばれません。