DATA文中の暗黙のDO
DATA文で指定する暗黙のDOリストの形式は次のとおりである。
dlist | 配列要素名のリストおよび暗黙のDOリスト |
i | 暗黙のDO変数とよばれる整変数の名前 |
m1,m2,m3 | それぞれが整定数または整定数の名前、
もしくは整定数や整定数名だけを含む式 |
整数型配列変数eoの奇数番目に1を偶数番目に0を初期値として与える。
INTEGER,DIMENSION(10) :: eo
DATA (eo(i),i=1,9,2) /5*1/, &
(eo(i),i=2,10,2) /5*0/
入出力文中の暗黙のDO
入出力文のリスト・パラメータに暗黙のDOが現れた場合、
暗黙のDOで指定された項目がファイルへ転送される。
dlist | 入出力リスト |
i | DO変数とよばれる整変数の名前 |
m1,m2,m3 | 整数算術式 |
iが変数で、l,m,nが1次元の配列であり、それぞれ3の要素を持つとする。
このとき以下のWRITE文の結果は、以下のようになる。
(1)iの値を書き出す。
(2)次に配列lの値を1から3まで書き出す。
(3)次に配列Mの3つの要素m(1),m(2),m(3)を書き出す。
(4)次にnの3番目の要素の値を書き出す。
結果として、0,1,2,3,4,5,6,9 の順番に出力される。
INTEGER,DIMENSION(3) :: l=(/1,2,3/)
INTEGER,DIMENSION(3) :: m=(/4,5,6/)
INTEGER,DIMENSION(3) :: n=(/7,8,9/)
i=0
WRITE(*,*) i,l,(m(i),i=1,3),n(3)