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研究の背景


 我々は2008年に、アルカリ金属を蒸着したタングステン表面に低速陽電子を入射すると、ポジトロニウム負イオンが大量に生成されることを発見しました (Nagashima et al., New. J. Phys. 10 (2008) 123029)。さらに、これを電場で加速した後にレーザー光を照射して電子1個を剥ぎ取ることによって、数keVのエネルギーをもつポジトロニウムを生成することに成功しました (K. Michishio et al., Phys. Rev. Lett. 106 (2011) 153401)。この方法を利用すれば、加速が不可能だったポジトロニウムを、エネルギー可変ビームとして生成することが可能です。





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