ダイラタンシーを作る実験

目的

    
ダイラタンシー現象とは、物体の内部に力がかかり、液体の状態から固体に変化する現象です。
原理としては、物体(本実験では片栗粉を使用)の粒子(小さい粒子)に力が加わると、
その微細な粒子が密集して粒子間の隙間が小さくなり、強度が増し固体になります。
しかし力を加えるのを止めると再び粒子の隙間が広がり、元の液体へと戻ります。
今回の実験により、ダイラタンシー現象を身近な材料から作ることにより、科学の見方を子どもたちに提供します。

用意するもの


●片栗粉
●水     
●ボール

    

実験手順


@片栗粉をボールに入れ、水を加えます。     
水の量は本実験では片栗粉2に対して水1を使用しました。
水を加えたらよくかき混ぜます。    


A以上でダイラタンシーの出来上がり!非常に簡単です。     

    

実験方法

    
出来上がったダイラタンシーは握っている時は固いですが、手を広げると液体に戻ってしまいます。
ダイラタンシーを握った直後の写真。指の跡が付いているのが分かります。


ダイラタンシーを丸めてみました。丸めたダイラタンシーは、手を広げた直後もとに戻ってしまいます。
                          

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