ペットボトル箔検電器
目的
普段、身近に起きる静電気について実験を通して理解しましょう。
用意するもの
○ペットボトル
○アルミ箔
○食品トレー
○ゼムクリップ2個
○両面テープ
○千枚通し
○塩ビ製品(下敷き)
実験手順
1. アルミ箔を、幅8〜10mmに切って半分に折ります。
箔は、くしゃくしゃにならないように伸ばしておいてください。
2. 折り曲げたところを、ゼムクリップで挟みます。
3. 食品トレーを切り取ります。
コップの底を円形やハート型や長方形、正方形などいろいろな形に
工夫してみてください。
4. ペットボトルのキャップの上側に両面テープを貼ります。
5. 切り取った食品トレイを下図のようにアルミ箔で包みます。
6. ゼムクリップの外側の周りの針金を伸ばします。
7. ペットボトルのキャップに、千枚通しで穴を開け、ゼムグリップを
伸ばした針金を通し、アルミ箔に沿って曲げホッチキスで留めます。
8. ゼムクリップを巻いた側に、アルミ箔を挟んだゼムクリップを引っかけて
吊るします。
9. これらをペットボトルに、そっと入れ、キャップを閉めたら完成です。
補足
塩ビ製品やストローはティッシュで擦るとマイナスの電気を持ち、
アクリル製品はプラスの電気を持ちます。
箔検電器は、近づけた物体が持っている電気がプラスかマイナスかを
調べることができます。
検電器を準備した状態を検電状態といいます。次のようにします。
@まず、箔検電器の頭の部分に静電気を発生させたストローを近づけます。
するとアルミ箔が開きます
Aそのとき、ストローは近づけたままにしていても、検電器の頭の部分を
人差し指で触ると箔は閉じます。
Bこの後、人差し指とストローを同時に検電器から遠ざけると、
検電器に何も近づけていないのに、箔が開いたままの状態になります。
この状態が検電状態です。
箔検電器を検電状態にすると、マイナスの電気を近づけると箔の開きが小さくなり、
プラスの電気を近づけると箔の開きが大きくなります。