通商産業省・情報処理技術者試験
マイコン応用システムエンジニア試験の実施について
(財) 日本情報処理開発協会
情報処理技術者試験センター
情報処理技術者試験は、通商産業省が情報化人材の育成を目的に、
昭和44年から実施していますが、近年における情報技術の革新的な進
展に対応するための改革が行なわれ、平成6年度秋期試験から新情報
化人材17類型のうち11類型を11試験区分として新しい試験制度に移行
しました。
このたび、関連業界の強い要請のもとに新情報化人材の1類型に数
えられている「マイコン応用システムエンジニア試験」を、平成8年
度春期試験から実施することになりましたので、技術者の方々多数の
ご応募をお願いいたします。
[平成8年度春期試験のスケジュール]
・受験願書の配布及び受付期間 平成8年1月 5日(金)〜平成8年2月8日(木)
・試験実施日 平成8年4月21日(日)
・合格発表 平成8年7月下旬
[マイコン応用システムエンジニア試験の概要]
1.試験の対象者像
マイコンを応用する製品の開発において、機能の実現性、開発期
間、開発コスト、資源の確保など多角的視点から検討を加え、その
実現に向けてシステム開発の責任者又はシステム開発者としてシス
テム化計画、資源管理、システム開発などを遂行する業務に従事す
る者を対象とします。
2.期待する技術水準
マイコンを応用する製品の仕様を設定でき、特に MPUを中心に入
出力周辺までの仕様をソフトウェアとハードウェアの有機的な関係
として設計・開発するための、情報処理技術が要求されます。
3.想定する業務経験
マイコン応用システムの設計・開発に関しての実務を経験、又は
チームリーダーとしての経験があることを想定します。
4.試験の構成
┌──────┬──────────────────┬───┬───┐
│ 試験時間 │ 出 題 方 針 │出題数│解答数│
│ 出題形式 │ │ │ │
├──────┼──────────────────┼───┼───┤
│ 午前 150分 │ 標準カリキュラムの幅広い領域に対応│ │ │
│ 9:30〜12:00│させまた技術者のもつ全般的能力を評価│ 80問 │ 80問 │
│ 多肢選択式 │する問題 │ │ │
├──────┼──────────────────┼───┼───┤
│ 午後Ι90分 │ マイコン応用システム開発の専門家と│ │ │
│13:00〜14:30│して業務を遂行するうえで必要とされる│ 5問 │ 3問 │
│ 記述式 │専門的知識技術を活用して、実務におけ│ │ │
│ │る課題を解決する能力を評価する問題。│ │ │
├──────┼──────────────────┼───┼───┤
│午後II 120分│ マイコン応用システムの要求定義、開│ │ │
│14:50〜16:50│発、保守における各プロセスの、相互に│ 3問 │ 1問 │
│ 論述式 │わたる幅広い課題を解決する専門的知識│ │ │
│(事例解析)│、実務能力、経験を評価する問題。 │ │ │
└──────┴──────────────────┴───┴───┘
※その他:受験の制限 なし、業務経歴書の提出 なし
[試験に関する問い合わせ先]
・情報処理技術者試験センター TEL 03-3591-0421 FAX 03-3591-0428
・試験に関する資料請求(FAX情報発信サービス) TEL 03-5512-9240
以 上