[更新日]1998.05.15


平成10年度 秋期 第二種情報処理技術者試験 午後

[更新日]1998.04.31

次の表に従って解答してください。

問題番号問1、問2問3〜問6 問7〜問10問11〜問14問15〜問17
選択方法必須2問選択 1問選択1問選択1問選択
試験方法 13:00〜15:30     150分

次の問1,問2は必須問題です。全問解答してください。


問1 次の流れ図の説明及び流れ図を読んで,設問に答えよ。

〔流れ図の説明〕

(1) 顧客情報の入った旧マスタファイルとトランザクションファイルを 読み,新マスタファイルを作成する。ここで,旧マスタファイルのレコードを M,トランザクションファイルのレコードを T とする。

(2) 各ファイルのレコード様式は同じで,次のとおりである。

顧客コード

顧客名

住所

電話番号

備考

(3) T の顧客コードは必須であり,更新する項目以外は空白である。 同一の顧客コードに対し,複数の T がありうる。

(4) いずれのファイルも,顧客コードの昇順になっている。顧客コードは 数字で構成されていて,最大値(99 … 9)をとるレコードはない。

(5) M と同一の顧客コードをもつすべての T を使って M を更新し,その M を新マスタファイルに出力する。ただし,T の空白である項目については, M の内容を更新しない。

(6) M と同一の顧客コードをもつ T がないとき,M をそのまま新マスタ ファイルに出力する。

(7) T と同一の顧客コードをもつ M がないとき,T をそのまま新マスタ ファイルに出力する。

(8) M と T を読んだ後,それぞれを“M 領域”と“T 領域”という名前の 領域に転記する。これらの領域の顧客コードの項目名を,それぞれ“M キー”と “T キー”とする。T と同一の顧客コードをもつ M が存在しない場合は, “T 領域”を更に“T ' 領域”に転記する。この領域の 顧客コードの項目名は“T ' キー”とする。

 

〔流れ図〕

 

設問 流れ図中の に入れる正しい答えを,解答群の中から選べ。

 

解答群

ア M キー:最大値    イ M キー:T キー    ウ M 入力処理

エ T キー:最大値    オ T キー:M キー    カ T キー:T ' キー

キ T 入力処理


問2 次の流れ図の説明及び流れ図を読んで,設問 1,2 に答えよ。

〔流れ図の説明〕

(1) 文字列 A 中のタブ文字を,適切な個数の空白文字に置き換えて文字列 B を作成する。

(2) 文字列 A の文字長は AL に,各文字は A [1],A [2],…,A [AL] に 格納されている。同様に文字列 B の文字長は BL で,各文字は B [1],B [2],…,B [BL] で表す。

(3)  TN にはタブ位置の個数が,T [1],T [2],…,T [TN] には タブ位置が昇順に格納されている。

〔流れ図〕

 

設問1 次の記述中の に入れる正しい答えを,解答群の中から選べ。

 

タブ位置が 5,8,12 で,文字列 A の内容が次のとき,流れ図の処理を 実行すると文字列 Bの内容は となり,変数 SP の値は となる。

ここで,タブ文字を“@”,空白文字を“△”で表す。

 

文字列 A: aaa@bbb@ccc@d

 

a に関する解答群

ア  aaa△△bbb△△△△ccc△d

イ  aaa△△bbb△△△△cccd

ウ  aaa△bbb△△△△ccc△d

エ  aaa△bbb△△△△cccd

オ  aaa△bbbccc△d

カ  aaa△bbbcccd

 

b に関する解答群

ア 11     イ 12     ウ 13

エ 14     オ 15     カ 16

設問2 タブ間隔が同じ場合は,流れ図中のαの部分を一つの式α' で 表すことができる。

例えば,タブ間隔が 4 の場合は,タブ位置に 5,9,13,… を指定するのと 同様に動作するようにしたい。次の記述中の に入れる 正しい答えを,解答群の中から選べ。
 ここで,タブ間隔は TAB で与えられ,除算は小数点以下を切り捨てるもの とする。

 

α '  (( )÷ TAB )× TAB → SP

 

解答群

ア BL       イ BL+1       ウ BL−1

エ BL+TAB    オ BL+TAB+1    カ BL+TAB−1


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