東京理科大学 infoserv[更新日]1999.04.27


問11  コンピュータの基本構成を表す図中の に入れるべき適切な字句の組合せはどれか。

 

a

b

c

演算装置

記憶装置

制御装置

記憶装置

制御装置

演算装置

制御装置

演算装置

記憶装置

制御装置

記憶装置

演算装置


問12  あるコンピュータの1命令は,表のステップ1〜6の順序で実行される。図の パイプライン処理を利用して6命令を実行すると,何ナノ秒かかるか。ここで, 各ステップの実行時間は10ナノ秒とし,分岐命令などパイプライン処理の実行 を乱す要因はないものとする。

 

 

ア 50    イ 60    ウ 110    エ 300


問13  A及びBの二つのプログラムがあり,それぞれを単体で実行したときの処理装 置(CPU),入出力装置(I/O)の占有時間は,図のとおりである。

プログ ラムA,Bを1台のCPUのもとで同時に起動したとき,プログラムBが終了するの は起動の何ミリ秒後となるか。ここで,プログラムなどの実行条件は次のとお りとする。

 プログラムの実行優先度はAの方がBより高い。

 プログラムA,Bは同一の入出力装置を使用する。

 CPU処理を実行中のプログラムは,入出力処理を開始するまでは実行を中断されない。

 入出力装置も入出力処理が終了するまで実行を中断されない。

 CPU処理の切替え(タスクスイッチ)に必要な時間は無視できる。

  プログラムA                  ミリ秒
 CPU  →  I/O  →  CPU  →  I/O  →  CPU
 20      30      20     40      10

  プログラムB                  ミリ秒
 CPU  →  I/O  →  CPU  →  I/O  →  CPU
 10      30      20     20      20

ア 120    イ 140    ウ 160    エ 180


問14  命令は,命令コード部とアドレス部から構成されている。アドレス部から実 効番地を生成する方式のうち,絶対アドレス方式のものはどれか。

ア 基準アドレスとしてスタックポインタの値を用い,命令のアドレス部を基準アドレスからの変位として加算し,実効番地を生成する。

イ 基準アドレスとしてプログラムカウンタの値を用い,命令のアドレス部を基準アドレスからの変位として加算し,実効番地を生成する。

ウ 基準アドレスとしてベースレジスタの内容を用い,命令のアドレス部を基準アドレスからの変位として加算し,実効番地を生成する。

エ 命令のアドレス部を実効番地とする。


問15  インデックスレジスタの説明として,適切なものはどれか。

ア アドレス修飾に用いるレジスタであり,命令のアドレス部の値に加えられる基準と なるアドレス値を保持する。

イ アドレス修飾に用いるレジスタであり,命令のアドレス部を修飾するための増分値を 保持する。

ウ 主記憶から取り出された命令を格納する。

エ 特定の機能に限定せず,多目的に使用される。


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