東京理科大学 infoserv[更新日]1999.04.30


  次の問1,問2は必須問題です。全問解答してください。  

問1  次の流れ図の説明及び流れ図を読んで,設問に答えよ。

〔流れ図の説明〕

10 進数の文字列を,n 進数(2≦n≦16)の文字列に変換する。

(1) 10 進数の文字列は配列 A に,文字長は変数 AL に格納されている。 各文字は最上位のけたから順に,A[1],A[2],…,A[AL] に格納されている。

(2) n の値は,変数 BASE に格納されている。

(3) 変換した n 進数の文字列は配列 B に,文字長は変数 BL に格納する。 各文字は最上位のけたから順に,B[1],B[2],…,B[BL] に格納する。

(4) 利用する三つの関数の仕様は,次のとおりである。

 TOINT(CH):10 進数の 1 文字 CH を, 整数に変換する。
例えば,TOINT(“9”) = 9 である。

 TOCHR(IN):0 〜 15 の整数 IN を, 16 進数の 1 文字に変換する。
例えば,TOCHR(11) = “B”である。

 MOD(IN,BS):整数 IN を整数 BS で 割ったときの余りを求める。
例えば,MOD(13,5) = 3 である。

(5) 変換の手順は,次のとおりである。

 配列 A の内容が,符号付き又は符号なしの 10 進数の文字列の場合は,整数に変換する。それ以外の場合は,変数 BL の値を 0 にして 終了する。

 整数を n 進数の文字列に変換し,いったん 最下位のけたから順に B[1],B[2],…,B[BL] に格納する。

 配列 B の内容を逆順に並べ替える。

〔流れ図〕

設問 流れ図中の に 入れる正しい答えを,解答群の中から選べ。ただし,除算した結果の 小数点以下は切捨てとする。

a,b に関する解答群

ア DEC × 10 + INT → DEC

イ DEC × BASE → DEC

ウ DEC × BASE + INT → DEC

エ DEC ÷ 10 + INT → DEC

オ DEC ÷ BASE → DEC

カ DEC ÷ BASE + INT → DEC

 

cに関する解答群

ア LI = UI    イ LI ≠ UI    ウ LI ≦ UI

エ LI ≧ UI    オ LI > BL    カ UI = 0


問2  次の流れ図の説明及び流れ図を読んで,設問 1,2 に答えよ。

〔流れ図の説明〕

N 行 N 列の配列 A の各要素に数値が入っている。これらの数値の配置に 規則性があるかどうかを判定する。

1

2

N

1

5

8

3

2

12

37

2

N

6

1

7

図 配列 A の例

(1) 第 x 行,第 y 列の要素は,A(x,y) で参照する。ここで, 1≦x≦N,1≦y≦N とする。

(2) 各要素の数値の配置が,ある規則に従っていれば“Yes”を,そうでなければ  “No”を出力する。

〔流れ図〕

設問1 “Yes”が出力される配列の場合,流れ図中のαは何回実行されるか。 正しい答えを,解答群の中から選べ。

 

解答群

ア N(N+1)     イ N(N−1)     ウ N2

エ 2N    オ N2


設問2 次の記述中の に入れる正しい答えを,解答群の中から選べ。

(1) N=4 の場合,流れ図を実行すると“Yes”と出力される配列は である。

(2) 流れ図中のαの条件を次のように変更した。

A(x,N−y+1):A(y,N−x+1)

 N=4 の場合,流れ図を実行すると“Yes”と出力される配列は である。

解答群

ア      イ 

ウ      エ 


東京理科大学 infoserv 戻る 次頁:問03〜06