問1 次の流れ図の説明及び流れ図を読んで,設問に答えよ。
〔流れ図の説明〕
10 進数の文字列を,n 進数(2≦n≦16)の文字列に変換する。
(1) 10 進数の文字列は配列 A に,文字長は変数 AL に格納されている。 各文字は最上位のけたから順に,A[1],A[2],…,A[AL] に格納されている。
(2) n の値は,変数 BASE に格納されている。
(3) 変換した n 進数の文字列は配列 B に,文字長は変数 BL に格納する。 各文字は最上位のけたから順に,B[1],B[2],…,B[BL] に格納する。
(4) 利用する三つの関数の仕様は,次のとおりである。
TOINT(CH):10 進数の 1 文字 CH を, 整数に変換する。 例えば,TOINT(“9”) = 9 である。
TOCHR(IN):0 〜 15 の整数 IN を, 16 進数の 1 文字に変換する。 例えば,TOCHR(11) = “B”である。
MOD(IN,BS):整数 IN を整数 BS で 割ったときの余りを求める。 例えば,MOD(13,5) = 3 である。
(5) 変換の手順は,次のとおりである。
配列 A の内容が,符号付き又は符号なしの 10 進数の文字列の場合は,整数に変換する。それ以外の場合は,変数 BL の値を 0 にして 終了する。
整数を n 進数の文字列に変換し,いったん 最下位のけたから順に B[1],B[2],…,B[BL] に格納する。
配列 B の内容を逆順に並べ替える。
〔流れ図〕
設問 流れ図中の に 入れる正しい答えを,解答群の中から選べ。ただし,除算した結果の 小数点以下は切捨てとする。
a,b に関する解答群
ア DEC × 10 + INT → DEC
イ DEC × BASE → DEC
ウ DEC × BASE + INT → DEC
エ DEC ÷ 10 + INT → DEC
オ DEC ÷ BASE → DEC
カ DEC ÷ BASE + INT → DEC
cに関する解答群
ア LI = UI イ LI ≠ UI ウ LI ≦ UI
エ LI ≧ UI オ LI > BL カ UI = 0
問2 次の流れ図の説明及び流れ図を読んで,設問 1,2 に答えよ。
N 行 N 列の配列 A の各要素に数値が入っている。これらの数値の配置に 規則性があるかどうかを判定する。
1
2
:
N
5
8
…
3
12
37
6
7
図 配列 A の例
(1) 第 x 行,第 y 列の要素は,A(x,y) で参照する。ここで, 1≦x≦N,1≦y≦N とする。
(2) 各要素の数値の配置が,ある規則に従っていれば“Yes”を,そうでなければ “No”を出力する。
設問1 “Yes”が出力される配列の場合,流れ図中のαは何回実行されるか。 正しい答えを,解答群の中から選べ。
解答群
ア N(N+1) イ N(N−1) ウ N2
エ 2N オ N2
設問2 次の記述中の に入れる正しい答えを,解答群の中から選べ。
(1) N=4 の場合,流れ図を実行すると“Yes”と出力される配列は である。
(2) 流れ図中のαの条件を次のように変更した。
A(x,N−y+1):A(y,N−x+1)
N=4 の場合,流れ図を実行すると“Yes”と出力される配列は である。
ア イ
ウ エ