東京理科大学 infoserv[更新日]2001.5.14


問36  フォールトトレラントシステムの構成要素に該当するものはどれか。

ア RAID 0             イ 磁気ディスクの二重化

ウ スケジュールバックアップ    エ データ暗号化


問37  広範な地域に配置した複数の計算機システムで構成される分散処理システムと 単一のセンタで運用される集中処理システムを比較したとき, 集中処理システムの特徴として,最も適切なものはどれか。

ア 災害や障害のときにセンタ側で集中した修復作業を行うことができるので, システム全体が長時間停止する危険性を回避できる。

イ システムを一括管理しているので,システム機能の追加・変更などの要求に 応ずることが容易であり,バックログの堆積が起こりにくい。

ウ センタに集中して対策を施すことによって,データの一貫性を維持・管理しやすい。

エ ハードウェア及びソフトウェア資源の運用・管理が煩雑になるが, 新技術に対応した拡張が容易である。


問38  システムの性能評価に関する記述として,適切なものはどれか。

ア OLTP(Online Transaction Processing)では,システムの性能評価にMIPS値が用いられている。

イ 応答時間やターンアラウンドタイムは,システム運用管理者の視点に立った性能評価指標である。

ウ システム資源の使用率が高くなれば,それに伴って応答時間も改善されるのが一般的である。

エ 単位時間内に処理できるトランザクションやジョブの件数は,システムの性能を評価する際に重要である。


問39  4台の処理装置A 〜 Dからなる多重プロセッサシステムがある。 次の2通りの動作条件 を比較した場合,条件 の稼働率は 条件 の稼働率の約何倍か。 ここで,各処理装置の稼働率はいずれも0.9,処理装置以外の部分の稼働率は1.0とする。

〔動作条件〕

 1台以上の処理装置が正常に稼働すればよい。

 すべての処理装置が正常に稼働しなければならない。

ア 0.5    イ 1.5    ウ 3.0    エ 4.0


問40 リンカの説明として,適切なものはどれか。

ア 作成したプログラムをライブラリに登録する。

イ 実行に先だってロードモジュールを主記憶にロードする。

ウ プログラムの実行を監視し,各ステップごとの実行結果を記録する。

エ 目的モジュールなどを組み合わせて,一つのロードモジュールを作成する。


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