問36 密結合マルチプロセッサシステムに関する記述として,適切なものはどれか。
ア 主記憶を共有する複数のプロセッサで構成され,各プロセッサは,共有主記憶上に存在する一つのOSによって制御される。
イ 独立に稼働する複数のプロセッサを通信線で結合し,各プロセッサは,プロセッサごとに存在するOSによって制御される。
ウ 独立に稼働する複数のプロセッサを,ディスクなどを共有することによって結合し,各プロセッサは,プロセッサごとに存在するOSによって制御される。
エ プロセッサと主記憶を結合したモジュールを単位として,これらを複数個結合し,各プロセッサは,各モジュールに分散するOSによって制御される。
問37 あるトランザクション処理システムでは,トランザクションごとに,ファイルXを参照してからファイルYを更新する。 ファイルX,Yは別々のボリュームに格納されており,並列にデータ転送が可能である。 しかし,複数のトランザクションによるファイルYの同時更新はできない。 このシステムが1時間当たりに処理できるトランザクションは,最大約何件か。 ここで,ファイルXの参照に要する平均時間は40ミリ秒,ファイルYの更新に要する平均時間は60ミリ秒であり,トランザクションのCPU処理時間やOSのオーバヘッドは無視できるものとする。
ア 36,000 イ 60,000 ウ 90,000 エ 180,000
問38 システムの性能評価に関する記述のうち,最も適切なものはどれか。
ア システムに組み込まれたスーパバイザ機能を呼び出すことによって,性能評価に必要なデータをすべて測定することができる。
イ システムをモデル化して性能評価を行う方法として,解析的手法によるものとシミュレーションによるものがある。
ウ 性能評価のためにモニタリングを行うときは,ハードウェアモニタによるモニタリングよりも被測定系に影響が少ないソフトウェアによるモニタリングの方がよい。
エ ベンチマークテストに使用するプログラムは,JISによって仕様が規定されているので,その仕様を満たすプログラムを使うことで公平なテストを行うことができる。
問39 稼働率Aの装置3台からなるシステムを考える。 このシステムでは,3台の装置のうちどれか一つでも稼働していればよいとすると,システム全体の稼働率を表す式はどれか。
ア A3 イ 1−A3 ウ (1−A)3 エ 1−(1−A)3
問40 ブラウザによって閲覧できるハイパテキスト形式の文書を記述するための言語はどれか。
ア HTML イ HTTP ウ Java エ URL