平成6年度 秋期 第二種 午前 問46〜問50

                        [更新日]1994.11.01
問46 次の表に示す性能を有する磁気ディスク装置がある。磁気ディスク領域の1トラッ クのデータを読み込み、主記憶装置に転送し終わるまでに要するアクセス時間は何ミ リ秒か。
┌───────────────────────┬────────┐ │主記憶装置と磁気ディスク間の秒当たりの転送容量│ 20Mバイト │ ├───────────────────────┼────────┤ │平均シーク時間(平均位置決め時間)      │  10ミリ秒 │ ├───────────────────────┼────────┤ │平均サーチ時間(平均回転待ち時間)      │   8ミリ秒 │ ├───────────────────────┼────────┤ │1トラックあたりの容量            │ 200kバイト│ └───────────────────────┴────────┘
ア 20 イ 28 ウ 38 エ 110 オ 118
問47 フロッピーディスクを、表に示すような仕様で両面をフォーマットした。このフ ロッピーディスクの記憶容量は約何Mバイトか。
表 フォーマットの仕様 ┌─────────┬───────┐ │トラック数/面  │ 80トラック│ ├─────────┼───────┤ │セクタ数/トラック│   9セクタ│ ├─────────┼───────┤ │セクタ長(バイト)│ 512バイト│ └─────────┴───────┘
ア 0.37 イ 0.64 ウ 0.74 エ 1.2 オ 1.44
問48 汎用計算機のオペレーティングシステムにおけるファイルの取扱いについて、正し い記述はどれか。 ア オープンされたファイルは、その情報が一括して主記憶上に読み込まれ、高速な 内部処理が可能となる。 イ 順編成、索引編成、相対編成などのファイル編成は、磁気テープ、磁気ディスク といった媒体の物理的な構成に影響されることなく利用できる。 ウ ファイル中の情報は、アイテム、レコード、ブロックなどの単位に分けて構成さ れ、それぞれの単位に対応した入出力文がプログラム言語に組み込まれている。 エ ファイル中の情報はビットの集まりであって、その構造の解釈はオペレーティン グシステムと応用プログラムに任される。 オ ブロックや入出力バッファ領域を十分に大きくとることができれば、その大きさ にほぼ反比例した時間でファイル処理業務を完了できる。
問49 記憶媒体上にレコードを書き出した順でだけ、レコードを読みだすことのできる ファイル編成はどれか。 ア VSAM編成 イ 区分編成 ウ 索引順編成 エ 順編成 オ 直接編成
問50 ファイルをメンバと呼ぶ複数の単位に分割する区分編成ファイルに関する記述のう ち、正しいものはどれか。 ア 記憶媒体として磁気ディスク及び磁気テープを使用できる。 イ 区分編成ファイルをプログラム格納用ファイルに使うのは、メンバの容量を越え ることが多いので適していない。 ウ メンバ内のレコードはランダムにアクセスされる。 エ メンバの格納位置を登録したディレクトリを持つ。 オ メンバを削除すると、空きが出ないように、それより後方のメンバが順に詰めら れる。
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