実施される情報処理技術者試験の詳細

試験区分の概要と試験の実施時期

平成13年度から次に示す試験区分を春期・秋期の2回に分けて実施する。 なお、基本情報技術者試験及び初級システムアドミニストレータ試験は 春期・秋期の年2回実施し、他の試験は年1回とする。

試験区分対象者像実施時期
システムアナリスト試験 経営戦略に基づく情報戦略の立案、システム化全体計画及び 個別システム化計画の策定を行うとともに、計画立案者の立 場から情報システム開発プロジェクトを支援し、その結果を 評価する者 秋期
プロジェクトマネージャ試験 情報システム開発プロジェクトの責任者として、プロジェク ト計画の作成、要員などプロジェクト遂行に必要な資源の調 達、プロジェクト体制の確立及び予算・納期・品質などの管 理を行い、プロジェクトを円滑に運営する者 秋期
アプリケーションエンジニア試験 情報システム開発プロジェクトにおいて、プロジェクト計画 に基づいて、業務要件分析からシステム設計、プログラム開 発、テストまでの一連のプロセスを担当する者 秋期
ソフトウェア開発技術者試験 情報システム開発プロジェクトにおいて、内部設計書・プロ グラム設計書を作成し、効果的なプログラムの開発を行い、 単体テスト・結合テストまでの一連のプロセスを担当する者 春期
テクニカルエンジニア試験 ネットワーク 情報システム基盤(業務システム共有のシステム資源)の構 築・運用において中心的役割を果たすとともに、個別の情報 システム開発プロジェクトにおいて、固有技術の専門家とし て開発・導入を支援する者。具体的には、ネットワーク、デ ータベース、システム管理などを固有技術とする。また、マ イクロプロセッサやシステムLSI などを組み込んだエンベデ ッドシステムについては、情報システムを構成する専門性を もった技術要素として含むものとする。 秋期
データベース春期
システム管理春期
エンベデッドシステム秋期
情報セキュリティアドミニストレータ試験 情報セキュリティに関する基本的な知識をもち、情報システ ムのセキュリティポリシの策定及びその実施、分析、見直し を行う者 秋期
上級システムアドミニストレータ試験 ユーザ企業において、業務の中でどのように情報技術を活用 すべきかについて判断するために必要な知識・技能をもち、 情報化リーダとして業務改革・改善を推進する者 秋期
初級システムアドミニストレータ試験 ユーザ企業において、情報技術に関する一定の知識・技能を もち、部門内又はグループ内の情報化をエンドユーザの立場 から推進する者 秋期
システム監査技術者試験 被監査部門から独立した立場で、トップマネジメントの視点 で、情報システムが経営に貢献しているかどうかを、安全性、 効率性、信頼性、可用性、機密性、保全性、有用性、戦略性 など幅広い側面から総合的に調査し、あるべき姿を描くこと によって自ら形成した判断基準に照らして評価し、問題点に ついて説得力のある改善勧告を行う者 秋期
基本情報技術者試験 情報技術全般に関する基本的な知識・技能をもつ者(情報シ ステム開発プロジェクトにおいて、プログラム設計書を作成 し、プログラムの開発を行い、単体テストまでの一連のプロ セスを担当する者を含む) 秋期