問31 図は全加算器を表す論理回路である。 図中のxに1,yに0,zに1を入力したとき,出力となるc(けた上げ数), s(和)の値はどれか。
問32 ページング方式の仮想記憶において,実記憶上にないページを アクセスした場合の処理と状態の順番として,適切なものはどれか。 ここで,実記憶には現在,空きページはないものとする。
ア 置換え対象ページの決定 → ページアウト → ページフォールト → ページイン
イ 置換え対象ページの決定 → ページイン → ページフォールト → ページアウト
ウ ページフォールト → 置換え対象ページの決定 → ページアウト → ページイン
エ ページフォールト → 置換え対象ページの決定 → ページイン → ページアウト
問33 プロセスは,実行可能状態(ready),実行状態(running), 待ち状態(wait)を遷移しながら実行される。 プロセスの状態遷移に関する記述のうち,適切なものはどれか。
ア CPU処理と入出力処理が交互に現れるプロセスを複数個同時に実行させると, 各プロセスは実行状態と待ち状態の二つの状態間だけを遷移する。
イ 実行可能状態とは,CPUの割当てを待っている状態をいう。 実行可能状態のプロセスは一般に複数個存在し,これらは待ち行列を形成する。
ウ 時分割処理を行っているシステムでは,実行状態のプロセスは, 一定時間が経過すると,待ち状態に遷移する。
エ マルチプログラミングシステムでは,CPUが1個でも, 実行状態のプロセスは複数個存在する。
問34 タスク管理の役割として,適切なものはどれか。
ア 各種の補助記憶装置へのアクセス手段を,装置に依存しない形態で提供し, 応用プログラム作成の負担を軽減する。
イ 仮想記憶空間を提供し,実記憶を有効に利用する。
ウ 入出力装置の制御を行い,正確かつ効率良く入出力装置を動作させる。
エ マルチプログラミングの制御を行い,CPU を有効に利用する。
問35 三つのタスクの優先度及び各タスクを単体で実行した場合の処理装置(CPU), 入出力装置(I/O)の占有時間は,表のとおりである。 三つのタスクが同時に実行可能状態になってから, すべてが終了するまでのCPUのアイドル時間は何ミリ秒か。 ここで,CPUは1個とし,各タスクのI/O処理は並行して処理可能であり, OSのオーバヘッドは無視できるものとする。
各タスクともに,CPU 5ミリ秒 → I/O 8ミリ秒 → CPU 2ミリ秒
ア 3 イ 4 ウ 5 エ 6