問31 性能見積りを行う場合のメモリ使用率の算出に関する説明として,適切なものはどれか。
ア OS,ユーザ空間ごとに,必要なメモリの総和と実搭載量から算出する。
イ 加重平均ダイナミックステップ数とシステム全体の処理データ量から算出する。
ウ 処理モデルごとに,すべての回線を流れる電文の電文長と通信量から算出する。
エ 処理モデルごとに,入出力レコードのサイズとアクセス回数から算出する。
問32 三つのタスクの優先度,各タスクを単体で実行した場合の処理装置(CPU)と 入出力装置(I/O)の占有時間は,表のとおりである。 優先順位方式のタスクスケジューリングを行うOSのもとで,三つのタスクが同時に 実行可能状態になってから,タスクCが終了するまでの間に,タスクCが 実行可能状態にある時間は延べ何ミリ秒か。 ここで,各タスクの入出力は並行して処理が可能であり,OSのオーバヘッドは無視できるものとする。
A
高
4
3
5
B
中
2
6
C
低
1
ア 2 イ 5 ウ 8 エ 11
問33 あるジョブのターンアラウンドタイムを解析したところ,1,350秒のうちCPU時間が2/3であり, 残りは入出力時間であった。 1年後に,CPU時間はデータ量の増加を考慮しても,性能改善によって当年比80%に, 入出力時間はデータ量の増加によって当年比120%になることが予想されるとき, このジョブのターンアラウンドタイムは何秒になるか。 ここで,待ち時間,オーバヘッドなどは無視する。
ア 1,095 イ 1,260 ウ 1,500 エ 1,665
問34 スプーリング機能に関する記述として,適切なものはどれか。
ア あるタスクを実行しているときに,入出力命令の実行によってCPUがアイドル状態になると, ほかのタスクにCPUを割り当てる。
イ 実行中のプログラムを一時中断して,制御プログラムに制御を移す。
ウ 主記憶装置と低速の入出力装置とのデータ転送を,補助記憶装置を介して行い, システム全体のスループットを高める。
エ 多数のバッファを含むバッファプールを用意して,主記憶にあるバッファを アクセスする確率を増やすことによって,アクセス時間を短縮する。
問35 プログラムをロードして実行するとき,プログラムのロード位置に対応して プログラム内のアドレスを補正することを示す用語はどれか。
ア 仮想記憶 イ 最適化 ウ 再配置 エ リンキング