手動計算機

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 歯車を使用した計算機はレオナルド・ダ・ビンチのマドリッド手稿に画かれ たものが世界で最初のものであるとされるが、作製されたかどうかは不明であ る。現存する世界最古の手動式機械計算機はパスカルが1642年に作製したも のである。1694年にはライプニッツが横型レバー回転式計算機を発明するが、 これらの機械は共に工作技術が未熟で実際には使用できなかった。大量生産さ れた世界で始めての機械は、1820年に作製されたトーマ・ド・コルマーの計 算機である。その後、フェルト、バロース、オドナー、モンローなどが改良を 加え、実用計算機を次々と作り出す。わが国では矢頭良一が明治34年 (1901)に作製販売したものが最初であるが、その後、アイディアル、タイ ガー計算機が大量に販売された。 アリスモメーター計算機 (16Kb) フェルト計算機 (22Kb) モンロー計算機 (21Kb) バロース計算機 (25Kb) オドナー計算機 (12Kb) ブルンスビガ計算機 (24Kb) アイディアル計算機 (23Kb) タイガー計算機 (18Kb) マーチャント計算機 (18Kb) アドメータ計算機 (10Kb) ダイアル入力式貨幣計算機 (11Kb) 携帯用貨幣計算機 (44Kb) ザ・サン計算機 (35Kb) クルタ計算機 (20Kb)