インド2005

 Deheradun

International Conference on Optics & Optoelectronics
Dehradun, Uttaranchal (INDIA)
2005年12月12日−15日

ウッタランチャル州デヘラドゥン
国際インド光学および電子光学会2005(ICOL2005)に参加しました。

インドに行く半年前、「Dehradunは英語通じませんよ」 と旅行会社の人に忠告されたので、
ヒンディー語を半年勉強して臨みました。そして、これが正解でした。
一般的な知識としてはインドは英国の植民地であったので、英語が普通に通じそうです。
しかし、実際にはインドの田舎では英語は通じ難いです。
そのため、観光地以外のところでは、インド人は外人を避ける傾向にあります。
外人に対する対応は日本人と似てます。
私はDehradunの街中を一人で歩いていて、路上生活者の方々にすら避けられました。

インド滞在中(7日間)、ホテルから学会会場までの5.2kmを毎日歩きました。
学会会場までの道路標識はかろうじて読めるデーヴァナーガリー文字だし、
道で会う人には英語が通じず、むしろ、覚えたてのヒンディーが通じました。
「ここどこ?」は「ヤハーンカハーンヘ?」
「歩いて行けますか?」は「パェーダルジャーサクターフーン?」
「ここから遠い?」は「ヤハーンセドゥルヘ?」
「はい」は「ジーハーン」(首を左右に振る)
「いいえ」は「ジーナヒーン」
「お名前は?」は「アープカーシュプナーム?」

インドの北方Dehradun(デヘラドゥン)の街。
早朝。
ちょっと経つと、クラクション鳴らしっぱなしの車だらけになる。
いつも焚き火の臭いがする。
(ただし、燃えてんのは木や草だけでなく、ゴムタイヤも
ふつ〜に燃やされてる。)
「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」「さようなら」は
まとめて「ナマステ」または「ナマスカール」
「元気かい?」は「キャーハルヘ?」
「大丈夫」「元気だよ」は「ティークヘ」
「おかげさまで」は「アープキークリパーヘ」
女性はほとんどみんなサリーを肩にかけている。
サリーの掛け方は人によって違う。
決まったやりかたがあるわけではないのかな?
サリーは、地元の人たちが着ているものは
ナイロン製で百ルピー前後くらい(百円〜2百円)。
ちなみにデリーの観光客向けの店で売ってる
絹製のものは安くて一枚数万ルピー。

道路はクラクションの音が絶えることは無い。
Dehradunの市街地。
ちなみにUttaranchal州のCapital City。
公衆便所は徒歩20分圏内に3箇所ある。
ただし外から丸見え。一日中歩き回るし、
腹壊す可能性もあるので、
トイレの確保は重要だったりする。
「トイレどこですか?」は「タイレタリーカハーンヘ?」
ちなみにホテルでも、トイレはハンドウォシュレット。

街中には日本人どころか欧米人すらみあたらない。
舗装はめちゃくちゃ。
道の真ん中に瓦礫が積まれていたりする。
どんな人ごみでもバイクが突っ込んでくる。
建物ぼろぼろ。
店では英語はほとんど通じない。
ヒンディー語やってて良かった...
「これ何?」は「イエキャーヘ?」
「これ何ていうの?」は「イエキャーカヘテへ?」
このあたりでは、ほとんどの道路標識は
デーヴァナーガリー文字で記述されてます。
インド名物「のら牛」
のら牛は川原にもたくさんいます。
街中で見かけた祠。
象さんの神様はガネーシャ。
青い顔してるのはクリシュナ。
手がたくさんあって、生首ぶら下げてるのはカーリー。
お猿さんはハヌマーン(孫悟空)。

この近くには空手の道場(剛柔流)の看板がありました。
ターリー、7ルピー也(18円)。
インド北部の定食は「ターリー」。量は少ない。
「ターリーありますか?」は「ターリーミレーギー?」
ヒンディー語勉強していったので、屋台とか行きまくり。
「さあ、食べましょう!」は「シュルーカレーン!」
ヒンディー語は、日本人の発音で結構通じる。
毎日サモサやターリー、果物食いまくってたが、
無事に下痢なし。
ちなみにインド人、屋台でもスプーンでカレー食ってる。
素手で食ってるわけではないのだ。
外国人相手のホテルメニュー
タンドリーグリル定食100ルピー(250円)也。
「めっちゃ高価じゃん!」は「バホトマヘンガヘー!」
「いくらですか?」は「キャーダームヘ?」

水はホテルで買うのが最も安全。
街中の店で買ったやつは、「地球の歩き方」にあったとおり、
フタが開いている(つまり中身は水道水)が
あった。(一回だけだけど。)
「水ください」は「パーニーディージェー」
ICOL2005でのバンケット風景。
菜食主義者(シャカハーリー)と
それ以外(マンサハーリー)でメニューが分かれてる。
とんでもなく不味いカレーもある。
サラダは食べても大丈夫だった。
甘〜い揚げ物がたくさんあった。
「甘いもの」は「ミターイー」、
「しょっぱいスナック」は「ナムキーン」
学会会場でヒンディー語話すと、
インド人はみんな笑ってくれる。(馬鹿にされてるかも。
でも通じてる。)

学会会場はインド陸軍の基地内だったので、
周辺や内部の写真はほとんど撮れませんでした。

ちなみに帰国時、迎えに来るはずの旅行社にすっぽかされました。おかげでカネ払わずに済んだけど。