東京理科大学 理学部第一部化学科 渡辺研究室

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東京理科大学 理学部化学科 渡辺研究室 ホームページへ ようこそ。

所在地

〒162-0826 東京都新宿区市谷船河原町12-1
東京理科大学 5号館 3階
電話 03-3260-4271
実験室/講師・学生室 305号室 (内線 5768)
教員個室 316号室 (内線 5757)

[郵送先]
〒162-8601
東京都新宿区神楽坂1-3
東京理科大学 理学部化学科
渡辺研究室


研究室

神楽坂キャンパス5号館3階305号室で、メンバー一同和気あいあい研究を行なっています。
安全・能率的で快適に研究と勉強ができる環境づくりを目指しています。
見学歓迎します。

スタッフ 2

学生

M2 2 名
M1 4 名
B4 3 名 (内研)
B4 2 名 (外研)

研究内容 1

表面物理化学
当研究室では、表面科学的およびレーザー光科学的手法に基づくナノスケールから単一分子スケールの化学反応の観察と制御を目指した物理化学分野の研究を行なっています。

「金属表面における不活性原子・分子の活性化」
超高真空(10^-10 mbar)中で金属表面上にナノ構造を作成し、そこに吸着した原子・分子の状態や反応性を昇温脱離法やレーザー誘起光脱離などによって調べます。

Pd(111)におけるアルゴンナノバブルの成長過程

金属ナノ粒子上の光化学

超高真空表面解析装置
超高真空チェンバー (調製室・測定室)
3元電子ビーム蒸着器 (Omicron社製 Triple Evaporator)
イオンソース (SPECS社製 IQE11/35) 最高加速電圧 5 kV
低速電子線回折/オージェ分光法装置 LEED/AES (SPECS社製 LEED/AES)
昇温脱離法 Temperature Programmed Desorption (TPD) (HIDEN社製 四重極質量分析計 Hiden HAL/3F RC 301 PIC system)
質量選別飛行時間分布 Mass Selected Time of Flight (MS-TOF) (HIDEN社製 四重極質量分析計 Hiden HAL/3F RC 301 PIC system)
二光子光電子分光法 飛行時間型分光器 Two Photon Photoemission Spectrometer


研究内容 2

レーザー分光
レーザーを用いて気相分子の性質をミクロな視点から解明:
気相分子の電子励起状態における反応ダイナミクス/気相分子の高分解能レーザー分光/大気化学反応

学内向情報

クラス担任
化学科のクラス担任表で一番最後の組です。

相談
勉学・生活上の相談などをご希望のクラスメンバー(と保証人様)はご連絡ください。下記の相談窓口もございます。
よろず相談室 | 保健管理センター | キャンパスライフ支援 | 教育・学生生活 | 東京理科大学
東京理科大学ハラスメント防止委員会

卒業研究配属選考について

・選考においては理学研究科化学専攻に進学(内部進学)する人を優先します。

一次募集: 内部進学希望者のみ
二次募集(実施する場合): 内部進学希望者のみ
三次募集(実施する場合): 内部進学希望者および外部大学院進学(併願も含む)希望者

・卒業研究配属を希望する場合は、研究室見学を推奨します。

見学について

見学を歓迎します。予約をお願いします。
Zoomでも対応します。

連絡は渡辺量朗まで。


定例行事

月曜日 勉強会(教科書・文献輪読)
木曜日 雑誌会、勉強会(教科書・文献輪読)
金曜日 グループミーティング 打ち合わせ、研究経過報告など

年間スケジュール

4月 4年生歓迎会
5月
6月
7月 大学院推薦入試学内選考
8月 大学院一般入試
9月 研究室合宿 秋季学会
10月
11月
12月 忘年会
1月 卒論・修論要旨提出
2月 修論発表
3月 卒論発表 春季学会

その他行事

飲み会 随時開催
誕生会

外研受入研究室

意欲と実力のある人は、下記の研究室において卒業研究(外部研修)を行なうチャンスがあります。
受け入れ先への見学・面談をアレンジしますので、興味のある人は渡辺量朗まで連絡して下さい。

東京大学物性研究所 吉信研究室

「固体表面における化学反応の研究」

・様々なの表面分光法(光電子分光、電子エネルギー損失分光、赤外吸収分光など)や局所プローブ顕微鏡法(STM、AFM)を複合的に用いて、固体表面の電子状態、化学状態を調べ、表面における原子・分子の吸着状態、分子間相互作用、化学反応を実験的に研究する。さらに、超短パルスレーザーからのTHzパルスによる光電場(輻射)が駆動する表面プロセスの研究も推進している。
・具体的な系としては、よく規定された単原子合金モデル触媒表面におけるCO2の水素化、有機分子の活性化、原子層構造をもつ2次元物質(グラフェン、シリセン、MoS2など)の表面機能化(化学修飾)と触媒反応(水素解離、水素化)を研究する。

東京大学大学院理学系研究科 附属地殻化学実験施設 平田研究室

・私たちの研究グループでは主として2つの研究テーマに取り組んでいます。一つ目は、隕石や岩石の化学分析を通じて太陽系・銀河の化学進化過程を調べる研究です。宇宙化学とよばれる研究です。もう一つは、生体試料の化学分析を通じて、微量元素の機能や役割を調べています。この研究はメタロミクスとよばれる新しい学問分野になります。
・こうした研究のために、私達は独自の分析法(機器分析法)の開発を行っています。特に最近では、微量元素分析に加え、ナノ粒子の元素・同位体分析にも取り組んでおり、宇宙ナノ粒子から「元素の起源」や「銀河の化学進化」を調べたり、あるいはナノ粒子の生体内動態や毒性の評価にも応用しています。銀河の起源と化学進化から、細胞内での金属元素の挙動までを包括的に理解する「地球メタロミクス」研究が私達の研究グループの共通課題となっています。

東京大学大学院理学系研究科 附属地殻化学実験施設 鍵研究室

・地球深部や氷惑星内部に相当する高圧環境で物質がどのように構造を変えるか、またどのような反応が起こるのか、といった問題に高圧下でのX線回折、中性子回折、振動分光法などのその場観察から取り組んでいます。地球核は鉄ニッケル合金を主成分として水素、ケイ素、硫黄などの軽元素が取り込まれうることがわかっていますが、その組成は未解明です。我々は鉄に軽元素を共存させて高温高圧条件で水素化反応を起こし、鉄合金中の水素量と体積膨張を中性子回折実験から決定し、核の化学組成を推定しようとしています。また、氷や塩水和物の研究も進めています。高圧氷には現在20種類の多形があることが知られていおり、20番目の氷は我々の研究室の大学院生が中心となって発見しました。低温高圧下での中性子回折実験によって、氷の構造や性質を調べる研究を進めています。
・高圧下でアミノ酸が重合する反応に着目した研究も行っています。アミノ酸に圧力をかけていくと脱水縮合反応が起こって、収率はとても低いですがアミノ酸が直鎖状に重合したペプチドが生成することを我々は見いだしました。アミノ酸にはL体とD体の光学異性体があります。地球上の生物はL体のアミノ酸からできています。隕石中にもアミノ酸が含まれていて、一昔前まではL体とD体が等量含まれるラセミ体と考えられていましたが、現在は少しだけL体が過剰であることがわかってきました。我々は高圧下でのアミノ酸の重合過程で不斉増幅が起こる可能性を調べています。
・生物が作る鉱物をバイオミネラルと呼びます。バイオミネラリゼーションにヒントを得て、通常は結晶構造には入り込まない大きなイオンや有機分子を炭酸カルシウムに導入する研究も進めています。

Copyright(C) 2024 渡辺量朗

最終更新 2024/04/9