世界ガス会議で100年後の東京を提案
030603

宇野求、宇野研究室
 



千葉大学宇野求教授をリーダーとするデザインチーム、 世界ガス会議で100年後の東京を提案―ワイツゼッカー、ドイツ 連邦議会環境委員長ほかによる審査員特別賞を受賞


2003年6月3日、4日、東京国際展示場(ビックハット+東京ファッ ションタウン)を会場として、アジアではじめての世界ガス会議東京大会 (名誉総裁 皇太子殿下)がおこなわました。その主要イベントの特別 プログラムである「環境調和型都市デザイン国際コンペティション」に おいて、千葉大学工学部都市環境システム学科教授の宇野求が リーダーをつとめる日本代表チーム(千葉大学、フェイズアソシエイツ、 日立製作所による共同チーム)が「審査員特別賞」を受賞しました。

この国際コンペティションは、東アジア、南アジア、ロシア、西欧、 北米、南米など世界各地域から選択された8ヶ国において代表選抜 された9チームが、実在する人口10万人以上の都市を対象に、21世紀 のサステナブルな都市のデザインを行い、その成果を競うもので、日本 からは宇野チームおよび清水建設設計日置滋設計本部長をリーダー とするチームの2チームが代表として参加しました。審査員は,伊藤滋 東京大学名誉教授/内閣官房顧問、ワイツゼッカードイツ連邦議会 環境委員長、タニグチクリチバ市長ほか世界の環境行政、都市計画の 専門家、優勝はカナダチーム。地域組織と地域市民を組織して住民 参加型の自然環境保全をつとめる都市づくりというアプローチが多くの 支持を集めました。

宇野チームは、東京中央区を題材に、隅田川沿いの大規模緑化 をはかるとともに、燃料電池をネットワーク化したインテリジェント エネルギーシステムを導入した「ライトシティ」というコンセプトの高密度 都市居住デザインを提案し、審査委員団から高い評価を得ました。
 
×close