平成7年度 春期 第二種情報処理技術者試験 午後
[更新日]1995.05.22
次の表に従って解答してください。 ┏━━━━┯━━━━━┯━━━━━┯━━━━━━┯━━━━━━━┯━━━━━━━┓ ┃問題番号│問1、問2│問3〜問6│問7〜問10│問11〜問14│問15〜問17┃ ┠────┼─────┼─────┼──────┼───────┼───────┨ ┃選択方法│ 必須 │ 2問選択│ 1問選択 │ 1問選択 │ 1問選択 ┃ ┠────┼─────┴─────┴──────┴───────┴───────┨ ┃試験方法│ 13:00〜15:30 150分 ┃ ┗━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
平成7年度 春期 第二種 午後 問1〜問2
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃次の問1,問2は必須問題です。全問解答してください。 ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 問1 次の流れ図の説明及び流れ図を読んで、設問に答えよ。 [流れ図の説明] 残業ファイルから全社員の残業データを入力し、部門別及び月別の 社員1人当たりの平均残業時間を計算する流れ図である。 (1) 残業ファイルのレコード様式は、図1のとおりである。 社員コードはscode、部門コードはbcodeで参照する。この会社は、 人事、経理、総務、技術、営業の5部門からなり、部門コードはそれ ぞれ1、2、3、4、5とする。 月ごとの残業時間は配列Aに入っており、i月の残業時間はA(i)で 参照する。 ┌───┬───┬───────────────────┐ │社 員│部 門│ 残業時間(配列A) │ │コード│コード├───┬───┬───┬───┬───┤ │ │ │ 1月│ 2月│ … │11月│12月│ └───┴───┴───┴───┴───┴───┴───┘ scode bcode A(1) A(2) … A(11) A(12) ←参照方法 図1 残業ファイルのレコード様式 (2) 計算結果(部門別及び月別の社員1人当たりの平均残業時間)は図 2のように配列Bに入れる。なお、配列Bの最右列には全社を対象とし た社員1人当たりの月別平均残業時間を、最下行には部門別及び全社 の社員1人当たりの年間平均残業時間(1年間の合計残業時間÷社員数) を、それぞれ入れる。 人事 経理 総務 技術 営業 全社 ┌───┬───┬───┬───┬───┬───┐ 1月 │ 16│ 33│ 5│ 62│ 24│ 31│ ├───┼───┼───┼───┼───┼───┤ 2月 │ 11│ 29│ 8│ 52│ 15│ 27│ └───┴───┴───┴───┴───┴───┘ : : : : : : : ┌───┬───┬───┬───┬───┬───┐ 11月 │ 21│ 25│ 6│ 47│ 11│ 25│ ├───┼───┼───┼───┼───┼───┤ 12月 │ 19│ 47│ 15│ 71│ 33│ 42│ ├───┼───┼───┼───┼───┼───┤ 年間平均 │204│366│105│639│291│359│ └───┴───┴───┴───┴───┴───┘ 図2 配列B:社員1人当たり平均残業時間 (3) 配列Bの要素は、図2の上からi番目、左からj番目のものをB(i,j) で参照する。 (4) 流れ図では、まず配列Bの各要素に合計値を入れ、それを部門別の 社員数で割って平均値を求める。社員数を計算するために、図3の作 業用配列Cを使用する。配列Cの要素は、部門コードをiとするとC(i) で参照する。 人事 経理 総務 技術 営業 全社 ┌───┬───┬───┬───┬───┬───┐ │ │ │ │ │ │ │ └───┴───┴───┴───┴───┴───┘ 図3 配列C:社員数 (5) 配列B、Cの各要素の初期値はゼロになっている。 (6) 各部門とも社員数はゼロでないものとする。 (7) 配列の添字i、jは1から始まる。 [流れ図]
設問 流れ図中の[ ]に入れる正しい答えを、解答群の中から選べ。
a 答
オ
b 答
イ
c 答
カ
a、cに関する解答群 ア i=1,2,…,5 イ i=1,2,…,6 ウ i=1,2,…,12 エ i=1,2,…,13 オ j=1,2,…,5 カ j=1,2,…,6 キ j=1,2,…,12 ク j=1,2,…,13 bに関する解答群 ア B(13,6)+B(i,j) →B(13,6) イ B(13,6)+B(i,6) →B(13,6) ウ B(13,6)+B(j,i) →B(13,6) エ B(13,6)+B(13,j)→B(13,6)
問2 次の流れ図の説明及び流れ図を読んで、設問1,2に答えよ。 [流れ図の説明] 多項式の計算を、少ない乗算回数で行えるよう工夫した流れ図である。 多項式P(x)=an・x^n+an-1・x^n-1+…+a1・x+a0を、 P(x)=(((an・x+an-1)x+an-2)x…+a1)x+a0 のように変形し、計算を行う。 [流れ図]
設問1 流れ図中の[ ]に入れる正しい答えを、解答群の中から選べ。
答
オ
解答群 ア 0→P イ n→P ウ n-1→P エ a0→P オ an→P カ an-1→P 設問2 次の記述中の[ ]に入れる正しい答えを、解答群の中から 選べ。 P(x) = 7x^3+5x^2+3x+1 としたとき、式のとおりに 計算するようにした場合の演算回数は[ b ]、本問の流れ図の 方法で計算した場合の演算回数は[ c ]である。 注 “式のとおりに計算する”とは次の方式を意味する。 ・各項を独立に計算し結果を加算する。 ・各項のべき乗の計算はxを単純に複数回掛け合わせる。 ・プログラム等で機械的に処理する場合、処理方式によ って発生する ×1(1を掛ける)、+0(0を加え る)は、回数には数えない。
b 答
オ
c 答
ア
解答群 ア 乗算3回、加算3回 イ 乗算3回、加算4回 ウ 乗算4回、加算3回 エ 乗算4回、加算4回 オ 乗算6回、加算3回 カ 乗算6回、加算4回 キ 乗算9回、加算3回 ク 乗算9回、加算4回
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