平成8年度 春期 第二種 午後 問3〜問6
[更新日]1996.06.04
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃次の問3から問6までの4問については、この中から2問を選択し、答案用紙の選┃ ┃択欄の「選」を黒くマークして解答してください。 ┃ ┃ なお、3問以上選択した場合には、はじめの2問について採点します。 ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 問3 売上管理システムの開発に関する次の記述を読んで,設問1〜3に答えよ。 D社において,次のような売上管理システムを開発中であり,現在,稼働間近のテ ストを実施している。
売上伝票処理プログラムの顧客名取出し,商品名取出し,金額計算は,サブルーチ ンで行っており,それぞれ1件ずつの処理を行う。 テストは次のようにして行った。 (1) 売上伝票処理プログラムのテストにおいて,顧客名取出し,商品名取出し,金額 計算は,実際のサブルーチンを使用しないでスタブを用いた。 (2) 売上伝票処理プログラムの売上実績ファイル出力については,売上実績ファイル の内容を印字出力して確認した。 (3) 売上実績表作成プログラムについては,テスト用の売上実績ファイルを作成し, 売上実績表を出力して確認した。 設問1 上記(1)〜(3)のテスト完了後,システム全体のテストをしたところ,売上実 績表の商品名が正しく出力されていなかった。どのようなことが考えられるか。 正しい記述を解答群の中から選ベ。 解答群
答
オ
ア 売上実績表作成に誤りがある。 イ 売上実績ファイル出力に誤りがある。 ウ 売上伝票読込みに誤りがある。 エ 顧客名取出しサブルーチンの呼出し方法に誤りがある。 オ 商品名取出しサブルーチンに誤りがある。 設問2 売上実績表ができた段階で利用者をまじえてのテストを行ったところ,値引 区分を用いて求めた売上実績表の金額が利用者の要求と異なることが発見され た。この原因として最も適切な記述を,解答群の中から選ベ。 解答群
答
エ
ア 売上実績ファイルの項目設計に誤りがある。 イ 売上実績ファイルの内容を印字出力して確認をしたことに誤りがある。 ウ 売上伝票の様式設計に誤りがある。 エ 外部設計において,利用者の要求を正しく反映しなかったことが原因である。 オ 金額計算のテストデータに誤りの原因がある。 設問3 売上管理システムの仕様を変更することになった。同一顧客コードで同一商 品名が継続する場合は,売上実績表において商品名の印字箇所に“同上”と印 字するように,売上実績表作成プログラムを変更する。売上伝票処理は変更し ないものとして,テスト方法について正しい記述を,解答群の中から選ベ。 解答群
答
ア
ア 売上実績ファイルのテストデータを作成して売上実績表作成を確認する。 イ 売上実績ファイルの内容を印字出力して確認する。 ウ 顧客マスタの内容を印字出力して確認する。 エ 商品マスタと顧客マスタの内容を印字出力して確認する。 オ 商品マスタの内容を印字出力して確認する。
問4 関係データベースに関する次の記述を読んで,設問1〜3に答えよ。 A君は,図に示すB社の組織情報を関係データベースを用いてデータベース化する ことになった。B社の部門及び社員には,一意に識別するために,英字1文字と数字 1文字からなる部門コード及び4けたの数字からなる社員番号が与えられている。 A君は,案1〜3を考えたが,上級者から(1)〜(2)の基本的な不都合の指摘を受け た。 なお,表題部の下線は,その項目が行を一意に識別する主キーであることを表し ている。
〔上級者からの指摘〕 ��(1) 第1正規形ではない。 ��(2) 関係(表)として誤りはないが,同姓同名の社員の登録ができない。 ��(3) 現在の主キーの設定に誤りがある。 設問1 A君の案1〜3と,それにあてはまる上級者からの指摘(1)〜(3)の組合せ (案,指摘)として,正しいものを解答群の中から三つ選ベ。  ̄ ̄ ̄ ̄ 解答群
答
ア,カ,ク
ア (案1,指摘(1)) イ (案1,指摘(2)) ウ (案1,指摘(3)) エ (案2,指摘(1)) オ (案2,指摘(2)) カ (案2,指摘(3)) キ (案3,指摘(1)) ク (案3,指摘(2)) ケ (案3,指摘(3)) 設問2 A君は,上級者からの指摘を参考に,案4を考えた。しかし,案4では,B 社の組織情報データベースとしては,不都合が起こることが分かった。 B社の組織情報データベースとしての不都合のうち,案4で起こるものを, 解答群の中から選ベ。
解答群
答
オ
ア 経理に転属した(9209)山内京子の部門名を,変更することができない。 イ 結婚して姓の変わった(9107)山下貴子の氏名を,変更することができない。 ウ 総務に配属された新入社員(9605)山岡則男を,登録することができない。 エ 退職した(8612)河田和麿を,削除することができない。 オ 配属者未定の新設部門,(S2)宣伝を,登録することができない。 設問3 A君は,上述のすべての不都合のない,部門と社員の二つの関係(表)から なる案5を考えた。
部門と社員から,“池尻順平”の部門名を求める次のSQL文中の[ ] に入れる正しい答えを,解答群の中から選ベ。 SELECT 部門名 FR0M [ a ] WHERE 部門コード IN(SELECT [ b ] FROM 社員 WHERE 氏名=N'池尻順平') 解答群
a 答
エ
b 答
オ
ア 氏名 イ 社員 ウ 社員番号 エ 部門 オ 部門コード カ 部門名
問5 インターネットアドレスに関する次の記述を読んで,設問に答えよ。 インターネットプロトコルでは,インターネットアドレスと呼ばれる32ビットの アドレスが用いられる。インターネットアドレスは,接続されるネットワークの中で 一意になるように各ホストに割り振られる。 インターネットアドレスは図1に示すようにネットワーク部とホスト部から構成さ れ,ネットワークの規模によってA,B,Cの3クラスに分かれる。
ある大学がキャンパス内ネットワークを構築することになった。このネットワーク ではクラスBのインターネットアドレスを採用する。このネットワークに接続するホ ストの予想台数を表に示す。
設問 次の記述中の [ ] に入れる正しい答えを,解答群の中から選べ。 (1) このネットワークで,各ホストを一意に識別するために最小限必要なビット数 は,[ a ] である。 (2) ホスト部の一部をサブネットアドレスとして利用することになった。サブネッ トアドレスを利用することによって,一つのネットワークを細分化されたネット ワークの集合体とみなすことができるようになる。図2にサブネットの構成を示 す。
ただし,図2の各部について,すべてのビットが0の場合とすべてのビットが 1の場合は,アドレスとして使用しないこととする。 (3) このネットワークでは,サブネット部で学部を表す。ホスト部は,ホスト台数 が最も多い学部のホスト台数を表せる最小限のビット数とする。このビット数 は,[ b ] である。 (4) (3)で求めたビット数をホスト部として割り当てると,サブネット部で表せる 学部数の上限は,[ c ]となる。 解答群
a 答
カ
b 答
オ
c 答
キ
ア 4 イ 8 ウ 10 エ 11 オ 12 カ 13 キ 14 ク 15 ケ 16 コ 32
問6 情報処理システムの端末利用に関する次の記述を読んで,設間に答えよ。 S社は首都圏の3か所に営業所をもち, 旅行サービスを行っている。S社の営業所 A,B,Cには,各々,6台,5台,9台の専用端末が設置され,本社のコンピュータと 通信回線で接続されている(図参照)。S社では,最近,端末の利用回数が増加し, 待ち時間が長くなっていることから,端末の増設を検討している。 端末台数をM台,端末の平均利用台数をU台とすれば,端末の平均利用率aは, a=U/Mで計算される。また,端末の平均利用率aと端末台数Mに対する平均待 ち時間W(秒)は,表に示す値Wuと1件当たりの平均処理時間T(秒)から, W=Wu×Tで計算される。 各営業所での端末の平均利用台数Uは,各々,5.04,4.20,8.10(台)で,1件当 たりの平均処理時間Tは50秒である。
設問 次の文章中の[ ]に入れる正しい答えを,解答群の中から選ベ。 (1) 営業所Aでの端末の平均利用率はa=U/M=5.04/6=0.84である。平均 利用率a=0.84に対して表から読み取れるWuの値に平均処理時間Tを掛けて, 平均待ち時間 W=Wu×T=0.627×50=3l.35秒 が計算できる。営業所Aで の平均待ち時間を10秒以内にするためには,最低 [ a ] 台の端末を 増設する必要がある。 (2) 営業所A〜Cでの端末の平均待ち時間には [ b ] 大小関係がある。 (3) 営業所A〜Cに各1台の端末を増設したとき。営業所A〜Cでの端末の平均 待ち時間の大小関係は [ c ] になる。 aに関する解答群
a 答
イ
ア 0 イ 1 ウ 2 エ 3 オ 4 b,cに関する解答群
b 答
イ
c 答
ア
ア A<B<C イ A<C<B ウ B<A<C エ B<C<A オ C<A<B カ C<B<A 表 平均待ち時間Wを平均処理時間Tで基準化した値Wu ┌───┬───┬───┬───┬───┬───┬───┐ │a \ M │ 5 │ 6 │ 7 │ 8 │ 9 │ 10 │ ├───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┤ │ 0.70 │ 0.252│ 0.187│ 0.143│ 0.113│ 0.091│ 0.074│ ├───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┤ │ 0.71 │ 0.272│ 0.202│ 0.156│ 0.124│ 0.100│ 0.082│ ├───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┤ │ 0.72 │ 0.293│ 0.220│ 0.170│ 0.135│ 0.110│ 0.091│ ├───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┤ │ 0.73 │ 0.316│ 0.238│ 0.186│ 0.148│ 0.121│ 0.100│ ├───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┤ │ 0.74 │ 0.342│ 0.259│ 0.203│ 0.163│ 0.133│ 0.111│ ├───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┤ │ 0.75 │ 0.369│ 0.281│ 0.221│ 0.178│ 0.147│ 0.123│ ├───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┤ │ 0.76 │ 0.400│ 0.306│ 0.242│ 0.196│ 0.162│ 0.136│ ├───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┤ │ 0.77 │ 0.433│ 0.333│ 0.264│ 0.215│ 0.178│ 0.150│ ├───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┤ │ 0.78 │ 0.469│ 0.362│ 0.289│ 0.236│ 0.197│ 0.166│ ├───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┤ │ 0.79 │ 0.510│ 0.395│ 0.316│ 0.260│ 0.217│ 0.184│ ├───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┤ │ 0.80 │ 0.554│ 0.431│ 0.347│ 0.286│ 0.240│ 0.205│ ├───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┤ │ 0.81 │ 0.604│ 0.472│ 0.381│ 0.315│ 0.266│ 0.227│ ├───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┤ │ 0.82 │ 0.659│ 0.518│ 0.420│ 0.349│ 0.295│ 0.253│ ├───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┤ │ 0.83 │ 0.722│ 0.569│ 0.463│ 0.386│ 0.328│ 0.282│ ├───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┤ │ 0.84 │ 0.792│ 0.627│ 0.512│ 0.428│ 0.365│ 0.315│ ├───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┤ │ 0.85 │ 0.873│ 0.693│ 0.569│ 0.477│ 0.408│ 0.353│ ├───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┤ │ 0.86 │ 0.965│ 0.770│ 0.633│ 0.533│ 0.457│ 0.397│ ├───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┤ │ 0.87 │ 1.072│ 0.858│ 0.709│ 0.599│ 0.515│ 0.449│ ├───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┤ │ 0.88 │ 1.197│ 0.962│ 0.797│ 0.675│ 0.582│ 0.509│ ├───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┤ │ 0.89 │ 1.346│ 1.085│ 0.902│ 0.767│ 0.663│ 0.581│ ├───┼───┼───┼───┼───┼───┼───┤ │ 0.90 │ 1.525│ 1.234│ 1.029│ 0.877│ 0.761│ 0.669│ └───┴───┴───┴───┴───┴───┴───┘
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