A guide for University Physics

ケプラーの法則

ニュートン力学を学ぶ際、その例題としてケプラーの法則がよく取り上げられているようです。ここでは この法則の導出方法について、数式と図を交えて説明します。

万有引力の法則

まず、万有引力の法則について復習しましょう。

万有引力の法則は物体間に働く引力について記述された式で、以下のように表されます。fは万有引力の大きさ[N]、Gは万有引力定数[m3s-2kg-1]、M,mは物体の質量[kg]、rは2物体間の距離[m]です。

exp01.png(1140 byte)

(1)式をベクトルで書き直せば次式になります。ここでfベクトルは質量m[kg]の物体にかかる引力、rベクトルは質量M[kg]の物体から見た質量mの物体の位置ベクトルです。

exp02.png(1744 byte)
万有引力定数の単位を忘れたら
等式の左辺と右辺の単位は等しいので、万有引力の法則から導くことができます。万有引力定数の単位を仮にxとすれば、(1)式より
exp03_04.png(2288 byte)
となり、単位を求めることができます。

関連

次のページへ進む
トップへ戻る

© 2007 Kengo TODA, Created by ez-HTML