平成6年度 秋期 第二種 午前 問36〜問40

                        [更新日]1994.11.01
問36 プロトタイピングの特徴として適切なものを二つ選べ。                         ̄ ̄ ̄ ̄ ア 実際に運用するシステムと同じものをプロトタイプでも実現しないと、プロトタ イピングの目的は達成できない。 イ 短期間で暫定的に動作するソフトウェアを作り、ユーザに試用してもらい、評価 と修正を繰り返しながら、仕様を確定していく。 ウ 舟などを作る場合、模型を作ることによって製品イメージを明確にするが、模型 は必ずしも水に浮く必要はない。プロトタイプも同様に、計算機上で動作できなく てよい。 エ プロトタイピングでは、ユーザを開発過程に巻き込むことが難しいので、ユーザ の参加意識の向上を図りたい場合、プロトタイピングの手法は適用すべきではない。 オ プロトタイプはあくまで試作品であるので、仕様が確定した段階で改めて本格的 なシステムを開発することがある。
問37 システム開発工程のうち外部設計における作業内容として、適切でないものはど れか。 ア 会話処理を実現するための画面遷移や画面レイアウトを設計する。 イ コードを付与する対象を選定し、コードを付与対象ごとにコード表を作成する。 ウ プログラムの構造を決定し、その詳細機能を洗い出す。 エ 報告書の出力媒体の選択や報告書レイアウトの設計を行なう。 オ ユーザのシステム化要求を明確化するため、業務フローを整理、確認する。
問38 与えられたデータから一定の規則に従って数値を算出し、この数値で検査文字を定 め、データの最終けたに付加することによって、入力データの検査を行なう方法がある。 次の規則を用いた場合に、4けたの数値データ”2131"に付加する検査文字として、 正しいものはどれか。ここで、データの各けたに割り当てる係数は、先頭から、4,3,2, 1とする。 [規則] (1) 各けたの数値と割り当てた係数との積の和を求める。 (2) (1)で求めた値を11で割って余りを求める。 (3) (2)で求めた余りの数字を検査文字とする。余りが10のときは、Xを検査文字 とする。 ア 1 イ 3 ウ 5 エ 7 オ 9
問39 データチェックの解説又は例として、正しいものはどれか。 ア 照合チェック 一定の規則に従ってデータから検査文字を算定し、データにその検査文 字を付加することによって、入力データをチェックする。 イ チェックディジットチェック 販売数と在庫数と仕入数の関係など、対となる項目の値に矛盾がないか どうかをチェックする。 ウ ニューメリックチェック 数値として扱う必要のあるデータに、文字などの数値として扱えないも のが含まれていないかどうかをチェックする。 エ フォーマットチェック マスタファイル作成時の入力データ中に、同一キーのレコードが複数個 あるかどうかをチェックする。 オ リミットチェック 支店から本店への売上データの伝送処理において、すべてのデータが伝 送されているかどうかをチェックする。
問40 プログラム設計工程でモジュール分割を行なう場合の留意事項の例として、適切でな いものはどれか。 ア 1モジュールから呼び出す従属モジュールの数に制限をつける。 イ 1モジュールが適切な大きさのステップ数になるようにする。 ウ モジュールからモジュールを呼び出す階層構造があまり深くならないようにする。 エ モジュール間のインターフェースが単純になるようにする。 オ モジュール内の論理を分かりやすくするために、適度にコメントをつける。
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