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設置機器紹介

小角X線回折装置

走査型プローブ顕微鏡
【登録名称】
小角X線回折装置
【登録番号】
36
【正式名・メーカー・型式】
リガク・Ultimate IV
【目的】
分子集合体あるいは結晶の構造解析,さらにはナノ粒子の粒子径または多孔体の平均細孔径の算出
【原理】
結晶および分子集合体の構造解析は通常のX線の回折パターンと同様である。 ナノオーダー (1〜100 nm程度) の微細な粒子・空孔やこれに相当する大きさで周囲と密度の異なる領域にX線を照射すると,その大きさや形状を反映した散乱(散漫散乱)を生じる。 小角領域 (2θ<10°) の散乱プロファイルから,粒子・空孔などの大きさや分布を見積もる。
【性能】
・分解能:2θ=0.1°
・粒径分布解析レンジ:0.5〜100 nm
・感度:高感度検出器
・試料を水平に配置できる
【概要・得られる情報】
分解能2θ=0.1°で小角領域から測定ができる。 また,試料を水平においた状態で測定できるため,液状試料もそのまま評価できる。 X線を試料に照射させて小角散乱を検出することで,ナノ粒子やナノ多孔体の粒径分布 (0.5〜100 nm) の評価ができる。 高速検出器が搭載されているので,広角領域の回折パターンが高速・高感度で測定できる。
【運営責任者・連絡先】
工業化学科 河合武司 (内線5747)

利用に際して

利用者は所定の講習を受けた方に限ります (講習は随時受けつけます)。 利用に際しては担当者に連絡して予約を取ってください。 なおキャピラリ,試料台は各研究室で準備してください。
利用規程を参照 (pdf形式)  マニュアルを参照 (pdf形式)