設置機器紹介
熱分析システム
- 【登録名称】
- 熱分析システム
- 【登録番号】
- 38
- 【正式名・メーカー・型式】
- Bruker AXS・MS9610(質量分析装置)/DSC3200A(超高感度示差走査熱量計)/TG-DTA2010SA(差動型示唆差熱天秤)
- 【目的】
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分子結晶・超分子化合物などに内包される水分子や小分子の定量や,相転移挙動,あるいは結晶に包接された物質の種類などを特定できる。
- 【概要・得られる情報】
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本装置の内,TG-DTA2010SAは熱重量分析の装置であり,熱分解した重量やその温度について精密に分かるようになっている。
また,MS9610のCI-MSスペクトルとの連結により,m/z=400までの分子量のフラグメントを解析し,熱重量分析でどのような分子が出てきたのか同定することが可能となっている。
例えばポーラスクリスタルの中に取り込まれた分子などの同定ができるが,その定量性については,可能であるが難しい問題を含んでいる。
DSC3200SAは高感度示唆熱分析装置であり,特に-100℃までの低温下での測定を得意するような仕様になっている。
多孔質結晶に含まれる水の相転移熱量など非常に僅かな温度変化をモニターするために設定してある。
また,生体分子の運動や分子骨格運動などの分子の並進運動を伴う移動による消費された熱量を測定することができる。
さらに結晶での水のガラス転移温度なども測定することが可能であり,場合によって分子の回転運動などに伴う熱量も観測できる装置である。
これらシステムを使うことによって総合的な熱測定を行うことが可能である。
- 【運営責任者・連絡先】
- 化学科 田所 誠 (内線5754)
利用に際して
利用者資格は各研究室で講習会において講習を受けた代表とします。
なお,この装置はサイボーズ予約システムを使用しません。
田所研究室の前に予約表がありますので,空いているところに「研究室名」「利用者名」「連絡先」を記入してください。
利用規程を参照 (pdf形式)
マニュアルを参照 (pdf形式)