教育の世界:錯体化学・分析化学


担当の講義(2011)

下記が現在担当している講義です。詳細は講義名をクリックしてください。
わからない講義はしたくありません。わからなくなったら遠慮なく知らせて欲しいと思います。下記のメールアドレス宛にメールしてくれても結構ですし、講義中に指摘してくれれば、なお助かります。


化学2(1年生後期・化学科)

内容:化学2(前期量子論と周期律)
元素の周期律が生じる理由を、原子中の電子の運動状態を基に解説する。あわせて原子の性質、結合が生じる理由などを量子論に基づいて解説する。


分析化学(2年生通期・化学科)

内容:分析化学の基礎(化学分析と機器分析)
物作りは、設計−試作−評価−設計−というサイクルを繰り返して目的とする製品を作り上げる。化学の世界では、この評価の部分を担当するのが「分析化学」である。作ったからには、それがきちんと出来ているか確認する手法が必要になる。出来たことが分からないものは、作れないのである。
本講義では、この「分析化学」のやり方を化学分析と機器分析にわけ、その基礎を学ぶ。
前期は化学分析を主体に、実験計画、試料採取・調製法、分離分析、後処理を学ぶ。後期は機器分析を主体に、分光分析法、電子分光法、電気化学分析法を各論的に講義する。最後に、データの扱い方を誤差論と化学診断法に基づいて解説する。


無機化学7(3年生前期・化学科)

内容:錯体化学、固体化学
無機化学の基礎的知識を確認した後、主として金属錯体の構造、電子状態、分析法、性質、反応を講義する。


機器分析学2(3年生前期・化学科/応用化学科)

内容:分析化学、構造解析(有機化合物の構造解析法)
分光分析法および構造解析法の基礎的知識を確認した後、主として有機物の構造解析法を講義する。赤外分光、核磁気共鳴、質量分析、熱分析について解説する。


分子集積化学特論第3(大学院生後期・総合化学専攻分子集積・分子科学コース)

内容:顕微分析と表面分析
電子や光を物質に作用させるのが分光分析法である。その作用する領域を微小領域に限定し、作用領域を移動しながら応答の変化を探るのが顕微分析法である。本講義では、走査プローブ顕微鏡を中心に顕微鏡・顕微分析法を概説する。顕微分析法の多くは表面分析法であるので、物質の表面に焦点を絞り、測定法や原理を解説する。時間があれば、他の分析法にも言及する。



他大学担当の講義(非常勤)

物性化学(2年生前期・東京大学)

内容:無機化学(無機化学の基礎)
物質中の電子の運動状態の違いに基づいて元素の性質の違いを講義する。無機化学において最も重要な周期表を平易に解説することを目的とする。


分析化学概論(2年生後期・早稲田大学)

内容:分析化学(分析化学の基礎)
分析の手順(実験計画、試料採取、試料調製、分離、後処理、検出・計測、データ処理、化学診断)に沿って、講義を進める。
とくに試料調製(化学ポテンシャル、化学平衡、電解質溶液、酸塩基、錯形成)、分離(沈殿、溶媒抽出、クロマト、電気泳動、電気化学)、検出・計測(分光分析、電子分光)については詳しく解説する。



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