インドネシア、メダン市における近代建築の悉皆調査に M2の朝倉竜一さんが参加しました。
東京大学生産技術研究所の藤森照信研究室が中心になって 進めている、アジア近代建築研究ネットワーク(mAAN)の調査の一貫として、 インドネシアのメダン市で建築都市の調査研究が2002年度から実施されています。M2の朝倉竜一さんが、東大からの要請を受けてこの調査に参加しています。
独自の多様な文化を築いてきたインドネシアはオランダ、日本の統治に よる近代化のプロセスを経て、大きな発展をとげてきました。この調査研究は、 近代化の課程で近代建築がどのように導入され、近代の都市構造がどの ように形成されていったのかを明らかにする基礎調査であり、東大の村松伸 さんがリーダーとなって進められてきています。これまでに、中国各地域、 韓国、台湾、香港、シンガポール、マレーシア、インドネシアなどの調査が 文部科学省や文化庁の研究助成を得てすすめられてきました。アジア研究 を深めていくことによって、日本の近代建築と都市史が書き換えられていくものと考えられています。
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