CLOSE文
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green dotCLOSE文

ファイルと入出力命令で指定した外部入出力装置の識別子との接続を終了させる。 誤り条件によらないでプログラムの実行が終了すると接続されている すべての装置は、保存される。だたし、実行が終了する直前の ファイル状態(OPEN文のSTATUS指定子で指定する)がSCRATCHであるときは、 削除される。

  CLOSE (解除指定子並び)

 [解除指定子]                                               
      [UNIT=] 外部ファイル装置                                
      IOSTAT= 基本整変数                                      
      ERR= 文番号                                             
      STATUS= 基本文字式 [KEEP,DELETE]                        

green dotUNIT指定子

外部入出力装置の識別子である。

green dotIOSTAT指定子(基本整変数)

基本整変数を記述し、エラーが検出されると正に、 エラー条件が何も検出されなければゼロになる。

green dotERR指定子(文番号)

エラーが検出されると、文番号に制御が移される。

green dotSTATUS指定子(基本文字式)

文字式の値は、KEEPまたは、DELETEを指定し、指定された装置に接続 しているファイルの後処理を決定する。
[例]
プログラムが終了したあと、'siken.data'は、保存されるが 'test.file'は、削除される。
    OPEN(8,FILE='siken.data')
    OPEN(9,FILE='test.file')
    WRITE(8,*) 'ABCD'
    DO i=1,10
      WRITE(9,*) i,'XYZ'
    END DO
    CLOSE(8)                      !'siken.data'は保存される
    CLOSE(UNIT=9,STATUS='DELETE') !'test.file'は削除される
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