山﨑 由香里(2009年入学・雙葉高等学校出身
本学総合化学研究科 博士後期課程 進学)
化学科では、1年生から3年生まで化学の専門知識について学び、4年生から研究室に所属し、実際に研究を行うようになります。研究室では、2つの分子同士が絡まりあっているために、1つの分子のようにふるまうインターロック化合物の研究を行っています。このような化合物は、分子でできたモーターなど、ナノマテリアルへの応用が期待されています。毎日実験で大変ですが、最先端の研究に関われるため日々充実しています。皆さんもぜひ楽しい学生生活を化学科で送りましょう。
澁谷 晃宏(2012年入学・八千代松陰高等学校出身)
学生生活は勉強にバイト、長期休暇には旅行に行ったりと毎日充実した日々を送っています。4年生になると、皆それぞれの専門の研究室に所属することになります。私は3年生までに学んだ専門分野のなかで有機化学に興味を持ち、現在有機化学を専門分野とする研究室に所属しています。ここでは大学院生も一緒に研究活動を行っていて知識のある先輩方にアドバイスをもらいながら実験を進めています。研究は忙しいですが、大学には今までで経験したことのない刺激で溢れています。
庭山 桂(2008年入学 大妻中学高等学校出身)
私はレーザーなどを用いて分子を観測する、分子分光の研究室に所属しています。分光学的手法を応用すると、遠い宇宙に散らばる星間分子も観測でき、長期休暇には山での観測合宿も行います。私の所属研究室ではグループごとに研究テーマがあり協力して毎日頑張っています。そのため仲間と関わる機会も多く仲良くなれます。研究は大変ですが、得られるものもたくさんあり充実しています。もちろん勉強だけではなく、サークル活動や部活で学生生活を楽しむことも大切にしています。皆さんも学生生活を楽しみましょう。
大久保 宇悟(2008年入学 清真学園高等学校出身)
4年生になると、これまで誰も取り組んだことのない研究に取り組むようになります。私は有機合成の研究室に所属しており、ダンベル型の大きな分子をリング状分子に外れないように導入した超分子化合物の新しい合成法開発をテーマに研究、勉強しています。化学科には意欲的な学生が多いため、講義について友達と集まって勉強する事も多く、とても勉強に対する意識を高めやすい環境です。大学生活は勉強をしながらもアルバイトをしたり、また部活動も充実していて、休みの日も含め有意義な毎日を送っています。
加藤 美波(2005年入学 埼玉県立越谷北高等学校出身)
私は化粧品の成分とその働きに興味があったので、化学科を志望しました。入学後、先生方が熱心に教えて下さる講義で専門知識を学び、課題や実験から自ら調べる力、思考力を身に付けます。私は四年次から、最先端の装置や技術を用いて生体適合性高分子表面の水分子の役割について研究しています。大学では自由な時間を持てる分、様々なことに挑戦する機会が増えます。皆さんも興味を大切にし、充実した大学生活を過ごして下さい。
荷輪 謙太郎 (2005年入学 長野県屋代高等学校出身)
私は有機合成の研究室に所属していて朝から晩まで研究活動を行っています。私は蛍光を発する有機化合物の新しい合成方法について研究しています。うまくいかない反応の原因を考えるのに多くの時間を費やしています。大学生活は勉学に励みつつ、授業の合間にアルバイトやサークル活動などに取り組み、充実した毎日を送っています。また、大学でできた友達と国内外に旅行へ行ったりと、大学生活はとても楽しいことが沢山あります。
長島 亜美(2013年卒業)
テルモ株式会社 勤務
私は理学部第一部化学科を卒業後、医療機器メーカーの研究開発職として働いています。試験管やフラスコを振って薬品を扱う化学のイメージからするとこの進路に、新入生の皆様は意外性を感じるかもしれません。しかし原子や分子を操作したり計ったりする化学が社会で活きるフィールドは非常に多様です。化学科で一緒に学んだ友人も様々な分野で活躍しており、卒業後も刺激し合える関係です。このような関係を築くことができたのも、真面目に頑張る学生が大勢いる化学科で真剣に学んだからこそだと思っています。皆さんも友人とお互いの能力を高め合いながら、自分の未知なる可能性を見つけてください。
大久保 宇悟(2012年卒業)
茨城県立波崎高等学校 教諭
今年で公立学校の教員として二年目を迎えています。教壇に立ち生徒達に化学の話をする時,いつも頭には大学での研究や授業の雰囲気が浮かびます。化学科では,先生方が話しかけやすく,実験の授業でも一人一人が見てもらえるため,しっかりと知識や技術を身に付けることができます。特に四年生からの研究活動で身に付けた知識や,研究に向かう姿勢,発表の技術などは,働くうえでの大きな武器となっています。私は,化学科で勉強できたことをありがたく思っています。
稲石 瞳(2011年卒業)
学校法人緑丘学園 水戸英宏中学校 教員
私は2011年春に卒業し、現在私立学校の教員をしています。日々教員として生徒と向き合う中で、大学で学んだ深い専門性と幅広い分野での多くの知識は私の一つの自信となっています。理科大は、進級が厳しいと言われている分、確実に専門性を身につけることができるのです。また教職課程においては物理・地学・生物など専門外の全分野において実験・観察を通してしっかりと知識を定着させることができるため、理科教員としては強みになります。その他にも自分たちが生徒役や先生役となり、模擬授業や模擬実験を行いながら意見を交換しあえる実践的な授業も多いので、教員を目指す人にとって最高の学科であると確信しています。
木村 温和(2009年卒業)
(株)マードゥレクス 勤務
現在、私は会社のマーケティング部に所属しており、新しい化粧品の企画など、化粧品を取り扱う仕事をしています。マーケティングの際に必要とされる論理的な考え方は、化学実験を通して学んだものが非常に役立っていると感じています。また、化学を学んだ知識があるからこそ、化粧品の成分表示などの理解に役立っています。さらに、化学だけではなく、倫理学などの一般教養はもとより、専門なども多分野に渡って学べたこと、卒業研究ではあきらめずに最後までやりぬくこと、そしてその大きな達成感を経験したことは、自分自身の大きな成長につながったと思います。私は、このような化学科で学ぶことができて、本当に良かったと思っています。