
本研究室では、流体力学にかかわるさまざまな工学問題の数値計算あるいは数値予測を研究テーマとしている。
流体の数値計算は、スーパーコンピューターに代表されるような計算機の急速な発達にともなって、乱流、燃焼、混相流など流体現象自体を解明するための基礎的なものから、流体機械、航空機、自動車、船舶、原子炉などの3次元設計に利用される実用的なものまで、さまざまな分野で広範囲に行われるようになっている。しかし、現在の数値計算方法にはまだ多くの欠点が存在し、実際の現象とはまったく異なった結果を与えたり、設計に使用するのに十分な精度でない場合もしばしば生じている。特に、工学的に重要な乱流の関係する数値計算には、圧縮性、非圧縮性流体を問わず乱れの効果を近似的に表すためのモデルの導入が不可欠となっているが、現在までに完全に一般性を持った実用上信頼しうる乱流モデルは提案されておらず、数値計算上の障害となっている。このため、本研究室では、乱流のより正確な数値予測を主たる目的として、圧縮性、非圧縮性乱流に対する
新たな乱流モデルの提案や改良を行うとともに、種々の工学的問題への適用を通じて、乱流数値計算の高精度化、高効率化、実用化について研究を進めている。
本研究室に所属する学生は、例年、学部4年生14名程度、大学院学生約15名であり、各々が異なった研究テーマに取り組んでいる。

研究風景(2006年11月撮影)

研究風景(1997年7月撮影)
