ＲＥＷＩＮＤ文

REWIND 外部ファイル装置 　　REWIND (位置付け指定子並び)

　［位置付け指定子］                                           
                                                               
      [UNIT=] 外部ファイル装置                                 
　    IOSTAT= 基本整変数                                       
　    ERR= 文番号 　　                                         

• UNIT指定子は、外部入出力装置の識別子である。UNIT=は、省略可能で あるが省略する場合、UNIT指定子は、データ転送指定子並びの最初の項目で なければならない。
• IOSTAT指定子は、READ文，WRITE文のIOSTAT指定子と同じである。
• ERR指定子は、READ文，WRITE文のERR指定子と同じである。

1. 'test.data'というファイルに5行出力する。
2. ENDFILE文，REWIND文でファイルの先頭に戻す。
3. 最初のレコードから読む。ただし、1レコード読むたびにBACKSPACE文で 1レコード戻して再度読んでいる。このプログラムを実行すると次のようになる。

    1:*test*    1
    2:*test*    1
    1:*test*    2
    2:*test*    2

 PROGRAM file
    INTEGER :: i,j
    CHARACTER (LEN=6) :: moji
    OPEN(9,FILE='test.data')         !ファイルのオープン
    DO i=1,5
       WRITE(9,'(A,I5)') '*test*',i  !ファイルの出力
    END DO
    ENDFILE (9)                      !ファイル終了記録
    REWIND (9)                       !先頭に戻す
    DO i=1,2
       READ(9,'(A,I5)') moji,j       !ファイルの入力
       WRITE(*,*) '1:',moji,j
       BACKSPACE (10)                !1レコード戻す
       READ(9,'(A,I5)') moji,j       !ファイルの入力
       WRITE(*,*) '2:',moji,j
    END DO
 END PROGRAM file