四元 一輝 | 硫酸鉄(III)水和物を用いたヨウ素の発生実験の開発
高等学校「化学」の教科書では,酸化還元の反応において硫酸酸性の過酸化水素水とヨウ化カリウムを反応させヨウ素を発生させる実験が紹介されている.しかしこの方法には薬傷の危険性があり,環境負荷が大きい。 本研究では酸化剤としてユビキタス元素の化合物である硫酸鉄(III)水和物を用い,硫酸や環境負荷が大きい酸化剤を使わずにコンブ灰,ヨウ化カリウム製剤からヨウ素を取り出す安全で環境負荷の少ない実験を目指す. |
伊得 和音 | 更新中
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谷川 千乃 | 鉄(V)塩を触媒とする油脂の空気酸化におけるアミノ酸の抑制効果
油脂は高等学校「化学」や「家庭科」,「科学と人間生活」など複数の教科で扱われているほか,我々の日常生活にも密着した素材である。 本研究では食品中に微量に含まれる金属化合物によって促進される油脂の空気酸化に着目し,同じく食品中に含まれ, 酸化防止効果が報告されているアミノ酸を抑制剤としてこの酸化に与える影響を検討する。そして,検討の結果から, 化学と家庭科を結び付けられるような実験教材の開発を目指す。 |
山田 康平 | 硫酸担持シリカゲルを用いたフェニルアセチレンの水和
高等学校化学の教科書では,アルキンの水和(水の付加)によってカルボニル化合物が生成する反応として,水銀(II)塩を触媒と するアセチレンからアセトアルデヒドの合成が紹介されています。しかし有毒な水銀の化合物を触媒として用いる実験は環境負荷が大きく, 高校化学の教科書でも反応が紹介されているのみで,実験は行われていません。そこで本研究では,硫酸シリカゲル(硫酸水溶液をシリカゲル に担持させた試薬)を用い,短時間で完了するアルキンの水和の実験教材の開発を行っています。 |
伊地知 敏大 | トレンス条件下で進行する銀鏡反応の還元剤究明とギ酸塩で進行する銀鏡反応の是非
高等学校「化学」では,分子内にホルミル基(アルデヒド基)をもつ有機合物が銀鏡反応を示すことを学習する。 ギ酸やギ酸エステルもホルミル基を有するが,特にギ酸エステルの銀鏡反応については教科書に明記されていない。 そこで本研究では種々のギ酸エステルを用いた銀鏡反応を行い糖類やアルデヒドに比べてジアンミン銀(I) イオンを還元する能力がどのように変化するのか,その可否に結論を出す。 |
相馬 凪沙 | 更新中
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藤田 諒真 | 塩基性条件下における単糖類の還元性に寄与する中間体の調査
高等学校「化学」や中学校「理科」の教科書には、糖の還元性を調べる方法として銀鏡反応やフェーリング液の還元、ベネジクト反応が記載されている。 すでに当研究室では、反応速度の比較によって糖の還元性を示す構造の究明が行われていた。本研究では、 糖類がベネジクト試薬やフェーリング液と反応することによってどのような物質に変化しているのかを調べることによって酸化のメカニズムを考察する。 |
望月 美於 | シクロデキストリンを用いる有機化合物の分離実験の開発
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須藤 翔平 | オゾン分解の実験教材化
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