コンピュータ博物館
(c)東京理科大学
東京理科大学近代科学資料館
このページは、
東京理科大学近代科学資料館の「展示目録」より、「計算器
具」の部分を抜粋して作成しました。
この資料館は、東京理科大学創立110周年を記念して建てられたもので、資料
館の外観は、神楽坂に明治39年に建築された校舎を復元したものになっています。
近代科学資料館の外観(29Kb)
計算器具
現代社会では、あらゆる分野で多種多様のコンピュータが利用され、これま
で計算機の類いとはまったく無縁であった人々も簡単にコンピュータが使える
ような時代になった。
1951年、世界で最初のコンピュータ“UNIVAC I”が出現して以来わずか
40年、その間の技術の進歩はまったく驚異的といわざるをえない。しかしな
がら、この現代の巨大なコンピュータ産業の基盤は、すでに16世紀にはじま
る機械式計算機や電気計算機、さらには遠く紀元前4500年頃に遡る様々な計
算用具にその原点を見ることができる。いうまでもなく、計算機とコンピュー
タを同一視することはできないが、計算用具、計算機器の歴史なくして現在の
コンピュータ社会の出現はありえないこともたしかな事実であり、社会の発展
とともにその時代の技術水準に対応して生まれてきた計算用具、機器の歴史は
まさに科学文明発展の歴史そのものであった。
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