非共有結合性相互作用に対する溶媒効果~ハロゲン系溶媒の使用低減

ポルフィリン類は、光合成系の色素分子であるクロロフィルと同様な構造を有しています。ポルフィリン類は分子間で集まりやすい性質があるため、実験室では溶解するためにクロロホルムなどのハロゲン系溶媒を用いることが多いです。ハロゲン系溶媒の使用は環境に負荷を与えるため、この使用を低減する方策を考えています。これまで蓄積したポルフィリンの溶媒和や他の分子との相互作用の溶媒効果の知見を使ってこの問題に取り組みます。

関連論文

Measurement of Solvation Ability of Solvents by Porphyrin-Based Solvation/Desolvation Indicators(2020) → なぜクロロ炭化水素系溶媒はポルフィリンの良溶媒なのか?

Weak Affinity Chromatography using Organic Solvents on Cyanopropyl- and Arene-Modified Silica-Gel Columns—Structural Demands for Host and Guest Moieties and Effect of Solvents(2023) → ユニークなクロロホルムの溶媒効果は一体何なのか?

2023年03月26日