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工藤昭彦教授がグリーン・サステイナブル ケミストリー(GSC)賞環境大臣賞を受賞

応用化学科教員がグリーン・サステイナブル ケミストリー(GSC)賞環境大臣賞を受賞しました。 グリーン・サステイナブルケミストリー(略称:GSC) 活動とは、化学に係わるものが自らの社会的責任を自覚し、化学技術の革新を通して「人と環境の健康・安全」を目指し、持続可能な社会の実現に貢献していくことを目的とした世界的な活動です。授与機関であるGSCネットワークは、日本における グリーン・サステイナブル ケミストリー の活動を効果的かつ強力に推進するために、化学系の学会・団体および国立研究所により設立された任意団体です。

受賞者 : 理学部第一部 応用化学科 教授 工藤 昭彦

受賞内容 : エネルギー・環境問題の観点から、夢の水素製造法として、光触媒を用いた水の分解反応が注目されています。これは、化石燃料に頼らずに太陽光と水からクリーンな水素エネルギーを製造できる反応です。工藤教授は,独自の光触媒設計指針に基づき既存の材料にこだわらない数々の新たな光触媒材料開発を行ってきた。これによって、水分解水素生成光触媒の研究分野において、いくつかのブレイクスルーを成し遂げ、大きな波及効果をもたらしてきました。また、これらの多様な光触媒材料の開発は、光触媒サイエンスの発展にも寄与しています。人工光合成型の水分解光触媒は化学の力で地球環境を守っていく技術であることから、グリーン・サステイナブルケミストリー(略称:GSC)の発展に大きく寄与するものであり、実用化に向けた今後の更なる発展が期待されています。

受賞テーマ : 太陽光と水から水素を製造する粉末光触媒の開発

受賞日 : 2011年3月18日

GSCネットワークホームページ
http://www.gscn.net/awards/index.html

工藤研究室ホームページ
研究室のページ http://www.rs.kagu.tus.ac.jp/kudolab/index.html

大学公式ページ http://www.tus.ac.jp/fac_grad/p/index.php?A08692