駒場慎一准教授の「ナトリウムイオン電池」に関する研究を日刊工業新聞が紹介
理学部第一部 応用化学科 駒場慎一准教授と総合研究機構 藪内直明助教らと日産自動車の研究グループによるナトリウムイオン電池についての研究成果が日刊工業新聞で紹介されました。
駒場慎一准教授らの研究グループは、安価な次世代二次電池として実用化が期待されているナトリウムイオン電池の寿命を伸ばす添加剤としてフルオロエチレンカーボネートというフッ素化合物が有効であることを突き止めました。これにより長寿命化が課題になっているナトリウムイオン電池の実用化につながると期待されています。
また、すでに実用化されているリチウムイオン電池に使用されている、代表的な添加剤のビニレンカーボネートはナトリウムイオン電池に対しては性能を悪化させることも分かりました。
この成果は、内閣府の「最先端・次世代研究開発支援プログラム」の一環で、9月11日の国際電気化学会でも発表する予定です。
掲載紙
『日刊工業新聞』 2011年8月19日付(1面)
駒場研究室のホームページ
研究室のページ : http://www.rs.kagu.tus.ac.jp/komaba/
大学公式ページ : http://www.tus.ac.jp/fac_grad/p/index.php?486f