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駒場慎一准教授の「ナトリウムイオン電池」に関する研究成果を日本経済新聞などが紹介

理学部第一部 応用化学科 駒場慎一准教授、総合研究機構 藪内直明助教らの「ナトリウムイオン電池」に関する研究成果が日本経済新聞などで紹介されました。駒場准教授らは、家電や電気自動車向けにナトリウムを使う新型の蓄電池を試作しました。次世代型高性能二次電池として実用化されているのはリチウムイオン電池ですが、ナトリウムを使ったこの試作電池は100回以上の充放電ができ、電池電圧は約3V,リチウムイオン電池の約6割のエネルギー密度を達成しました。また動作原理はリチウムイオン電池と類似していますが、リチウムなどレアメタル(希少で高価な金属)の使用量を大幅に減らすことに成功、材料コストは現状のリチウムイオン電池に比べ大幅に抑えることができます。
開発した電池はリチウムイオン電池に比べると性能はまだ低いものの材料コストを抑えることができるため、家庭に据え置く大型の蓄電池や、将来の電気自動車向けのバッテリーへの応用に繋がると期待されます。

掲載紙

『日本経済新聞』、『日経産業新聞』、『化学工業日報』 2011年9月21日付


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