駒場慎一准教授のナトリウム電池のリン系負極材の成果を日刊工業新聞が紹介
本学理学部第一部応用化学科の駒場慎一准教授、総合研究機構の藪内直明講師らによるナトリウムイオン電池におけるリンを用いた負極材料の実験結果が日刊工業新聞で紹介されました。
この実験におけるナトリウムイオン電池の容量は従来比2倍の約1000mAh/g時で、30回繰り返し充放電しても安定的に動作しました。リン系材料が安定して充放電できることを確認したのは初めてのことです。
この負極材料は、炭素材料の一種であるアセチレンブラックと赤リン粉末を同じ量混合し、結着剤にポリアクリル酸ナトリウムを使って負極材料を作成しました。
この成果は、ナトリウムイオン電池の大容量化を可能とするものとして、期待されています。
詳細は同紙をご覧ください。
掲載紙
『日刊工業新聞』 2012年12月4日付駒場研究室のページ
研究室のページ: http://www.rs.kagu.tus.ac.jp/komaba/index.html
大学公式ページ: http://www.tus.ac.jp/fac_grad/p/index.php?486f