お知らせ

中井泉教授らの考古学に関する科学的研究を朝日新聞が紹介

本学理学部第一部応用化学科の中井泉教授らによる考古学に関する科学的研究の成果が朝日新聞で紹介されました。
蛍光X線分析装置による古代ガラスの研究は、日本の古代ガラスの由来を明らかにすることができます。簡素なつくりのガラス玉は、ガラス容器とは違って装飾や様式の特徴から素性を推測するのは困難でありますが、作られた地域によって元素の組成は異なります。
かつて、古墳で出土するガラス玉は、朝鮮半島を経由して伝わったと考えられていましたが、中井教授らの分析の結果、インドや東南アジア地域の遺跡から見つかるガラスと微量成分まで一致しており、海上交易路の「海のシルクロード」を経由して南方より伝わった可能性が高いことを科学的に実証する事ができました。
詳細は同紙をご覧ください

掲載紙

『朝日新聞』   2013年12月2日付

中井研究室のページ
研究室のページ: http://www.rs.kagu.tus.ac.jp/nakaiken/
大学公式ページ: http://www.tus.ac.jp/fac_grad/p/index.php?1f32

また現在、本学神楽坂キャンパス近代科学資料館では、中井教授らの非破壊X線分析による化学分析について紹介する特別展「『古代文化財の謎をとく』―X線で見えてくる昔のこと―」が2013年12月14日(土)まで開催されています。
詳細は こちら をご覧ください。