中井 泉教授が分析した「紅白梅図屏風」を展示:MOA美術館「世界結晶年記念講演会 文化財を甦らせる結晶学-紅白梅図屏風の300年前の姿を復元する」にて講演(2/16)
静岡県熱海市MOA美術館において、2014年1月31日(金)〜3月12日(水)まで「国宝「紅白梅図屏風」と所蔵名品展」が開催されています。
本学理学部第一部応用化学科中井 泉教授は2011年度の科学調査で、江戸時代の画家、尾形光琳の作品「紅白梅図屏風」について、結晶の状態などを分析し、中央の川に銀が銀箔の状態で残っていること、および銀箔の一部を硫化によって黒く変色させることで、川の流水模様を作ったことを明らかにし、制作当時の姿をコンピュータグラフィックスで再現することに成功しました。
展示期間中である2月16日(日)には中井教授が企画責任者として「世界結晶年(IYCr2014)記念講演会 文化財を甦らせる結晶学 ―紅白梅図屏風の300年前の姿を復元する」が開催されます。 講演では、紅白梅図屏風の300年前の姿がどのように解明されたかを解説し、今とは大きく異なる制作当初の姿を紹介します。また当日は、日本画家である森山知巳氏により、中井教授の調査結果をもとに制作された復元作品が展示公開され、同氏による講演も行われます。多数の皆様のご来聴をお待ちしております。
講演会日時 : 2014年2月16日(日) 13:00〜
場所 : MOA美術館 能楽堂(静岡県熱海市)
料金 : 無料 ※ただし展示室は別料金
MOA美術館ホームページ:
http://www.moaart.or.jp/
国宝「紅白梅図屏風」と所蔵名品展:
http://www.moaart.or.jp/exhibition/2014-kouhaku/
「世界結晶年記念講演会 文化財を甦らせる結晶学-紅白梅図屏風の300年前の姿を復元する」詳細ページ:
http://www.moaart.or.jp/event/kessyou201/
世界結晶年2014日本委員会:
http://www.iycr2014.jp/
中井研究室のページ
研究室のページ:
http://www.rs.kagu.tus.ac.jp/nakaiken/
大学公式ページ:
http://www.tus.ac.jp/fac_grad/p/index.php?1f32