阿部 善也助教らの蛍光エックス線分析に関する研究成果を朝日新聞が紹介
本学理学部第一部 応用化学科 阿部 善也助教らの蛍光エックス線分析に関する研究成果を朝日新聞が紹介しました。
阿部助教らの研究グループは蛍光エックス線分析技術を用いて、新沢千塚古墳群の126号墳(奈良県橿原市)から出土のガラス皿と、ローマ帝国領内で見つかったローマ・ガラスが、ほぼ同じ化学組成を持つことを明らかにしました。国内の古墳出土品のガラス器がローマ伝来と科学的に裏付けられたのは初めてです。
また、阿部助教らの研究により、新沢千塚古墳群の126号墳(奈良県橿原市)から皿とセットで出土した円形切子ガラス括碗と、ササン朝ペルシャ(226〜651年)の王宮遺跡で発見されたガラス片が、ほとんど同じ化学組成を持つことも明らかになっており、遠方の起源の異なるガラス器が5世紀の日本に伝来したことを示す、幅広い東西交流が判明しました。
詳細は掲載紙をご覧ください。
■掲載紙
『朝日新聞』 2014年11月13日付朝刊
『朝日新聞(電子版)』 2014年11月13日付
http://www.asahi.com/articles/ASGCD3C6RGCDPOMB001.html
中井研究室ホームページ
研究室のページ:
http://www.rs.kagu.tus.ac.jp/nakaiken/
大学公式ページ:
https://www.tus.ac.jp/fac_grad/p/index.php?1f32
阿部助教のページ:
http://www.tus.ac.jp/fac_grad/p/index.php?6673