お知らせ

松崎 未来さん(根岸研究室 修士2年)、岩品 克哉君(工藤研究室 博士3年)がTUS Award 2014を受賞

3月5日(木)に「平成26年度東京理科大学学生表彰式」が葛飾キャンパスで行われました。
この東京理科大学学生表彰は、研究等の成果が特に優れていると認められる等の学生を対象としており、応用化学科研究室の学生が東京理科大学よりTUS Award 2014を受賞しました。

受賞者 :総合化学研究科 総合化学専攻 修士課程 2年 松崎 未来
受賞内容 :金属ナノクラスターに関する研究を行い、下記の優れた研究成果を挙げた。
(1)従来技術の遥か上を行く超高分解機能での金属クラスターの精密合成技術を確立することに成功した。
(2)インパクトファクターの高い雑誌に3本の論文が掲載された。(内、2本は速報として掲載)
(3)英国王立化学会に掲載された2本の論文がどちらも、Back Coverに選出された。
(4)日本MRS年次大会(所属会員数1,400人)で奨励賞を受賞した。

受賞者 :総合化学研究科 総合化学専攻 博士後期課程 3年 岩品 克哉
受賞内容 :水を分解して水素を生成する光触媒及び半導体光電極に関する研究を行い、下記の優れた研究成果を挙げた。
(1)オリジナリティーのある合成法の開拓、数多くの新規光触媒及び半導体光電極量の開発を行い、RhをドーピングしたSrTiO3が可視光照射下で水を分解できるp型半導体電極であることを初めて見出した。
(2)独自の溶融塩処理法を開発し、それをCu置換した光触媒の合成に適用し、新しい可視光応答性光触媒材料を開発した。
(3)金属硫化物光触媒の水分解利用に対して、還元型グラフェン酸化物を利用したZスキーム型光触媒にその金属硫化物を組み込んだ系を構築することにより、ソーラー水分解を達成した。
(4)インパクトファクターの高い雑誌に6報の原著論文を発表した。 (5)大規模な国際学会でポスター賞を受賞した。


受賞日 : 2015年3月5日