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阿部 善也助教(中井研究室)の大型放射光施設SPring-8を用いた研究成果についてSPring-8 HP内で動画配信されています

本学理学部第一部 応用化学科 阿部 善也助教が、SPring-8 HP「光のひろば」内の動画コンテンツにて、大型放射光施設SPring-8の蛍光エックス線分析を用いた研究成果について解説する動画が配信されています。

大型放射光施設SPring-8は、太陽の100億倍もの明るさに達する「放射光」という光を使って、物質の原子・分子レベルでの形や機能を調べる事ができる研究施設です。

阿部助教らの研究グループはSPring-8の蛍光エックス線分析技術を用いて、新沢千塚古墳群の126号墳(奈良県橿原市)から出土のガラス皿と、ローマ帝国領内で見つかったローマ・ガラスが、また、皿とセットで出土した円形切子ガラス括碗と、ササン朝ペルシャ(226〜651年)の王宮遺跡で発見されたガラス片が、それぞれほぼ同じ化学組成を持つことを明らかにしました。 これにより、遠方の起源の異なるガラス器が5世紀の日本に伝来したことを示す、幅広い東西交流が判明しました。

化学が解き明かす歴史の不思議等、様々な魅力がつまった動画になっています。ぜひご覧ください。

大型放射光施設SPring-8「光のひろば」
http://commune.spring8.or.jp/

活用事例の動画ページ
http://commune.spring8.or.jp/introduction/case.html

阿部助教のページ(中井研究室)
大学公式ページ: http://www.tus.ac.jp/fac_grad/p/index.php?6673
研究室のページ: http://www.rs.kagu.tus.ac.jp/nakaiken/