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古海 誓一准教授らが開発した紙材料でフルカラー液晶をつくる手法について日経産業新聞が紹介


本学理学部第一部応用化学科の古海 誓一准教授、本学総合化学研究科総合化学専攻修士1年 鈴木 花菜さんらが開発した、紙の主成分のセルロースからフルカラーの液晶をつくる手法について日経産業新聞が紹介しました。

この手法によって、低温の加熱で3原色を含む幅広い波長を反射し表示することが可能になりました。 さらに、加熱しながら紫外線を当てると温度条件を変えても変色しないことも確認されました。

古海准教授らは、人体に害がなくリサイクルしやすいセルロースを使用し、酸塩化物など数種類の化合物と反応させ「コレステリック液晶」と呼ばれる液晶の特性を持つ高分子を合成しました。これをアセトン溶液に溶かし、セ氏60~100度前後で加熱します。

ディスプレーなどの用途に加え、砕いて粉末にすれば化粧品や塗料にも使えると見込まれており、2年後の実用化を目指しています。

詳細は掲載紙をご覧ください。
※当記事は「日経産業新聞セレクション」に選定されています。

■掲載紙
『日経産業新聞』  2016年11月8日付

Web版: http://www.nikkei.com/article/DGXMZO09235700X01C16A1X90000/

古海研究室のホームページ
大学公式ページ: http://www.tus.ac.jp/fac_grad/p/index.php?69b1