熊倉 真一君(駒場研究室 博士3年)が「東京理科大学生物・化学奨励賞」を受賞
本年度新しく創設された「東京理科大学生物・化学奨励賞」に、総合化学研究科 総合化学専攻博士後
期課程修了の熊倉真一君が選ばれ、平成28年度学位記・修了証書授与式において授与されました。
「東京理科大学生物・化学奨励賞」は、株式会社ちふれ化粧品と、本学卒業生の森野義男氏からの寄付をもとに本年度新しく創設された賞で、生物・化学の分野で極めて優れた学業成績、研究業績をあげたその年度の博士後期課程および修士課程修了生、学部卒業生のうち、最優秀者各1名に贈られます。
受賞者 :総合化学研究科 総合化学専攻 博士課程 3年 熊倉 真一君
受賞内容 :次世代蓄電池正極材料の基礎研究を行い、以下の優れた業績を挙げた。
(1)国際学会で3度の成果発表(口頭1回、ポスター2回)を行った。中でも、国際電気化学会
(International Society of Electrochemistry,会員約3,000人)の第67回年会(参加者1,634人)におけるポ
スター発表は、約1,000件中20件(上位2%)の発表としてBest Poster Prizeを受賞した。
(2)化学系の有力国際学術誌Angewandte Chemie誌に筆頭著者の原著論文が掲載された。
(3)物理学と化学の両分野を対象とするPhys. Chem. Chem. Phys.誌にも筆頭著者の原著論文が掲載された。
(4)社会人ドクターとして、所属企業ユミコア社との共同研究を推進し、在学中の成果から3件の特許を
出願した。
受賞日 : 2017年3月23日