中井 泉教授らが開発した日本全国河川堆積物データベース「JRS-DB」が完成・公開
本学理学部第一部 応用化学科 中井泉教授らがSPring-8の放射光を使って、日本全国3000カ所の河川堆積物の重鉱物組成と重元素組成をX線分析することで開発を続けてきた「日本全国河川堆積物データベース JRS-DB」が完成し、このたびオンライン上に公開されました。
靴や車に付着した土砂から付着した場所が推定できる科学捜査のための日本初の全国法科学土砂データベースとして利用できます。本データベースの応用範囲は広く、考古学、環境科学、地球科学、資源探索等で活用でき、土器や焼き物の産地推定、日本全国の稀少鉱物資源の探索、希土類元素を中心とするレアメタルの産地探索などが可能となります。
このデーターベースはどなたでも無料でご利用いただけます。
記事では、ベトナム国立歴史博物館が所蔵する古代ガラスを、中井教授らが開発した小型のエックス線装置を使って組成分析したところ、日本の古墳出土ガラスと一致した様子などが取り上げられています。
日本全国河川堆積物データベース JRS-DB
http://www.rs.tus.ac.jp/jrs-db/index.html
中井研究室のページ
研究室のページ:
http://www.rs.kagu.tus.ac.jp/nakaiken/
大学公式ページ:
http://www.tus.ac.jp/fac_grad/p/index.php?1f32