【古海 誓一准教授らが開発した加圧により変色するゴムについて日刊工業新聞が紹介】
本学理学部第一部応用化学科の古海 誓一准教授、本学理学研究科化学専攻修士課程1年 府川 将司さんらが開発した、加圧によりさまざまな色に変化するゴムについて日刊工業新聞が紹介しました。
古海准教授らは、人体に害がなくリサイクルしやすいセルロースを原材料にして、液晶状態で分子らせん構造を作った新しいゴム膜を作製しました。この分子らせん構造における周期の長さはゴムの変形によって伸縮でき、特定の色の波長を反射するだけでなく、可逆的に変色させることにも成功しました。この成果は、老朽化などによって発生するコンクリート構造物のクラック検出への応用が期待できます。
今後は、圧力への応答性を高め、さらに小さな力の変化を可視化させ、企業と共同で3年程度での実用化を目指しています。
詳細は掲載紙をご覧ください。
■掲載紙
『日刊工業新聞』 2018年11月14日付朝刊
『日経産業新聞』 2018年11月22日(木)付
『ゴム化学新聞』 2018年12月5日(水)付
http://gomukagaku.com/?p=1935
■ テレビ出演
『テレビ東京・ワールドビジネスサテライト』「トレンドたまご」 2018年11月16日(金)
http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/wbs/trend_tamago/post_166773/
古海研究室のホームページ
研究室のページ:
https://www.rs.tus.ac.jp/furumi/
大学公式ページ:
https://www.tus.ac.jp/fac_grad/p/index.php?69b1
100円硬貨の上に黒いシートを敷き、その上に感圧変色ゴムを乗せて圧縮。
圧縮された部分が透明から赤いに変色し「100」文字が浮かび上がる
圧縮された部分が透明から赤いに変色し「100」文字が浮かび上がる