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根岸 雄一教授が第39回日本化学会学術賞を受賞

本学理学部第一部応用化学科の根岸 雄一教授が日本化学会より第39回学術賞を受賞しました。

受賞者 : 理学部第一部応用化学科 教授 根岸 雄一

受賞テーマ : 金属クラスターの構造制御とエネルギー・環境触媒への応用

受賞研究内容:持続可能な社会構築のために,現状社会の問題解決に資する新たな革新的物質・材料の創出が切望されています。物質・材料の構造をナノレベルにて厳密に制御することは,そうした物質・材料の創製に繋がると期待されます。金属原子が数個〜百個程度凝集したサブナノ~ナノメートルスケールの金属クラスターは,バルク金属とは異なるサイズ特異的な電子/幾何構造を発現し,材料応用に有用な多くの物性や機能を有しています。根岸教授は,液相法により合成される配位子保護金属クラスターを対象に,それらの化学組成および幾何構造制御法の確立,構造−物性相関の解明,およびエネルギー・環境関連触媒での活用手段の確立に成功しました。これらの結果は,国際的にも高く評価されており,同氏の研究業績は日本化学会学術賞に値するものと認められました。

受賞日: 2021年12月22日

■日本化学会
https://www.chemistry.or.jp/

■根岸研究室のページ
研究室のページ: https://www.rs.kagu.tus.ac.jp/negishi/
根岸教授のページ: https://www.tus.ac.jp/fac_grad/p/index.php?5825